家族も中日コーチの職も放り出して失踪し、3週間後に帰宅した門倉健。だが、再び家を飛び出したため、妻は心労のあまり自殺を図った。その裏には“愛人”の存在も見え隠れして――。門倉家の長年の友人が全内情を語る。
6月21日早朝。顔色を失くしたA子さんは、友人と共に、都内から横浜方面へと車を走らせていた。
A子さんのスマホにLINEの通知音が響いたのは午前4時前。長年、家族ぐるみの付き合いがある門倉家の妻・民江さんからだ。
眠気を吹き飛ばす内容だった。そこには中日ドラゴンズ前コーチである夫の門倉健(47)に裏切られた無念さが綴られ、友人やお世話になった人たちへの謝辞が続く。最後は、次の一言で締め括られていた。
〈もう疲れた〉
遺書とも受け取れる文面に、不吉な想像ばかりが頭を過る。A子さんらは道中も門倉の子供たちに連絡を取り続けた。やがて、自宅で両親と同居している大学生の長女と繋がった。
「急いでお母さんの様子を見てきてくれない!?」
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source : 週刊文春 2021年7月15日号