〈新緑さんにエールを送ります〉〈新緑さんのますますのご活躍をお祈りします〉
河野太郎ワクチン担当大臣(58)は昨年5月、ある文書にこう綴った。この「新緑さん」とは自民党福井県議・斉藤新緑氏(64)。だがこの斉藤氏、「ワクチンは殺人兵器」と語り物議を醸した人物なのだ。
斉藤氏が一躍脚光を浴びた切っ掛けは、小誌記事だった。
自身の活動報告書『ほっとらいん』102号で、コロナは「闇の勢力が計画した騒動だ」「遺伝子組み換えワクチンは殺人兵器」などと綴っていることを指摘。すると議会に数多くの抗議の声が寄せられ、県議会自民党会派の会長が「政府与党の方針に反する」として注意する事態にまで発展したのである。
「しかし斉藤氏は『撤回するつもりはない』と主張。彼は県議会議長や党県連幹事長を歴任した実力者で、県連の会長代行を務めている。党はそれ以上、何も言えなかった」(地元記者)
斉藤氏はその後、反ワクチン派に引っ張りだことなり、愛知県や福岡県など、各地の集会に参加。今年5月に上梓した、アースセイバーを自称する坂の上零氏との共著『奪われし日本』(ヒカルランド)では、〈マスクなんか必要ない〉〈手なんか異常に洗うな〉と、持論を展開している。
6月23日には、実に8年ぶりに県議会の一般質問に登壇。コロナワクチンは「遺伝子組み換え作物のテクノロジーが人間に試されるもの」、「史上最も危険なワクチン」と訴えたのだ。
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source : 週刊文春 2021年7月22日号