「パワハラ疑惑」西村康稔大臣の秘書官が6月末でまたも交代

スクープ速報

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

 飲食店に対する酒類提供禁止などの要請をめぐって、金融機関に事業者への働きかけを求めると発言して批判を呼んだ西村康稔・経済再生相(58)。同氏の事務取扱秘書官で経産省出身のI氏が7月1日付けで交代した。背景には「週刊文春」がこれまでも報じてきたパワハラや過酷な労働環境があったとみられる。

 内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室(コロナ室)の関係者が明かす。

「とにかく、西村氏のパワハラが酷い。真夜中に『明日の朝まで』と指示メールを送ったり、会見前の資料をギリギリまで細かく修正させたり。大勢の面前で『お前なんて、いつでも辞めさせてやれるんだからな』と言われた官僚もいます。ある秘書官は西村大臣が昨年3月にコロナ担当になって以降、ゴールデンウィークも一切休みなしで、150日連勤だったこともあった」

西村氏は'09年の総裁選に出馬(左) ©共同通信社

 西村氏のもとには財務省、経産省、厚労省、内閣府から計4人の官僚が事務取扱秘書としてついていた。このうち経産省出身のI氏以外は全員が今年2月までに交替していた。「週刊文春」は2月18日号でそうした経緯を報じたが、西村氏は報道後も反省せず「パワハラは闇に潜った」(同前)という。その後も、

「オレが怒鳴らないといけないのはお前らのせいだ」

「残業が多いのはお前らの能力が低いせい」

 大勢の前では情報が漏れるため、少人数を集めてこう面罵するようになった。あまりの“ブラック職場”に、これまでただ一人、交代せずに秘書官の職務を続けてきたI秘書官も7月1日付けで秘書官の職を離れ、経産省の大臣官房付となった。

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source : 週刊文春 2021年7月22日号

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