「コロナ禍もあり、海外選手の多くは時差や日本の気候に慣れるための事前合宿を行えなかった。日本のレスリングや卓球などの選手は選手村に入らず、味の素ナショナルトレーニングセンターに滞在。普段の練習拠点から会場入りできるのでストレスもなく、圧倒的に有利です」(スポーツライター・松原孝臣氏)
過去の五輪で日本が獲得した最多の金メダル数は16個。自国開催の今大会で、一気に記録更新なるか――。
日本の“お家芸”柔道はメダルラッシュの期待大だ。
「選手全員がメダル候補で、金には男子73キロ級の大野将平(29)が一番近い。世界選手権を三度制しており、攻めても守っても隙がない。66キロ級の阿部一二三(23)も大本命。代表争いで積年のライバル・丸山城志郎を破ったことが精神的な成長に繋がっている。60キロ級の髙藤直寿(28)も銅に終わったリオの雪辱に燃えています」(同前)
女子も3個は確実か。
「52キロ級の阿部詩(うた)(21)が海外勢に負けたのは1回だけ。大会3日目には兄・一二三と史上初の“兄妹同時金メダル”が見られそうです。48キロ級の渡名喜風南(となきふうな)(25)、78キロ超級の素根輝(あきら)(21)も実力十分。混合団体も選手層が他国を圧倒しており、柔道で7個は稼げそうです」(同前)
レスリングは今回も女子が大活躍しそうだ。
2カ月99円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
99円/最初の2カ月
3カ月目から通常価格2,200円
期間限定
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2021年7月29日号