英ボリス・ジョンソン首相(57)の元側近の爆弾発言が、イギリスを揺るがしている。7月20日のBBCの番組で、ドミニク・カミングス氏が、ジョンソン首相はコロナの感染対策強化に消極的で、次のように語っていたと暴露したのだ。
「(コロナで)死ぬのは80代以上が大半だ」
「60歳以下で入院している人はほとんどいない」
さらに昨年春、首相の感染が判明する直前には、首相が女王との定例会議に反対を押し切って参加しようとしていたことも、彼の証言で明らかとなった。
「カミングス氏は昨秋まで、上級顧問を務めていた人物です。『英国のスティーブ・バノン』の異名も持ち、ジョンソン氏の外相時代から広報戦略などを担当。16年のブレグジットキャンペーンを成功させ、19年の総選挙でも勝利へと導いた。今回の暴露は『ボリスへのジハード』と呼ばれています」(在英記者)
かつての右腕による衝撃的な告白。背景には、ジョンソン首相の三度目の結婚相手、キャリー・シモンズ氏(33)の存在がある。昨年子どもが生まれて、今年5月に結婚。現職首相の結婚は200年ぶりのことだ。
「選挙期間中はカミングス氏らとの関係も良好でしたが、選挙で勝利した途端に、彼女の態度が豹変。『自分が政権に影響力を発揮するべき』と考えるようになり、側近との間に軋轢が生まれました」(同前)
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source : 週刊文春 2021年8月5日号