「試合前、妹から『すごい緊張するよ』とLINEが来たので、『五輪に出られるだけですごいんだからね』と返しました」
そう明かすのは、400m個人メドレーで金メダルを獲得した大橋悠依(25)の3つ上の姉、亜依さんだ。
滋賀県彦根市出身の大橋は三姉妹の末っ子で、姉妹の名前すべてに「依」という文字が入るという。
「三姉妹の仲はまあまあです(笑)」(亜依さん)
小3から高3まで、地元の彦根イトマンスイミングスクールで指導した恩師の奥谷直史氏は、五輪での勝因をこう分析する。
「彼女はセンターコースで泳ぐよりも、プレッシャーを感じない端っこで泳ぐほうが気が楽、と言っていた。今回は予選3位通過だったので、3レーンと端の方だったのがかえって良かったのでしょう。彼女は控え目で1歩引くタイプなんです」
世界の頂点に立つまでの道のりは苦難の連続だった。
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source : 週刊文春 2021年8月5日号