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「口あんぐり」も…阿部詩のお兄ちゃんラブが凄すぎる

「週刊文春」編集部
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試合では勝負色の赤いパンツをはく一二三
試合では勝負色の赤いパンツをはく一二三

 史上初の兄妹同日金メダルに輝いた柔道の阿部一二三(23)と阿部詩(うた)(21)。共に優勝の瞬間を見届け、表彰式の前に「おめでとう」と抱き合った兄妹の仲とは。

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 2人が初めて柔道を習った兵庫少年こだま会の高田幸博監督が当時を振り返る。

「一二三が6歳で入ってきた時は、体重が3、4倍くらいある重量級の選手の雰囲気に圧倒され、ただ立っているだけなのに泣いたりしていました。2年後に入った詩は、目の前に一番いいお手本があるわけですから習得が早かったですね」

 一二三の日体大時代の同級生で、詩の付き人を務める森和輝氏はこう明かす。

「2人は喧嘩もまずしないですね。詩はずっと『お兄ちゃんはすごい!』と、先を歩んでくれた一二三を尊敬しています」

 詩にはこんな一面も。

「練習の仕方や試合前の身体の追い込み方など、自分でこうと決めたらとことんやり抜く頑固さがある。ただ、周りが言っても耳を貸さないことを、一二三を使って注意すると言うことを聞くらしい。練習を全然休まない詩に対し、一二三に『休むことは大事だよ』と言わせたところ、素直に従いました」(ノンフィクションライター・柳川悠二氏)

 大学入学時に仕立てたスーツの裏地も、兄のスーツと同じ素材を選択。さらに、試合前のルーティンにも憧れが溢れていた。

「柔道のスタイルも似ている上、一二三は試合で畳に上がるときに口をあんぐりと大きく開けるのですが、詩も最近まで全く同じ仕草をしていた。そこまで真似るんだと(笑)」(同前)

 畳の上では鋭い投げ技で圧倒する2人だが、オフでは年相応な素顔を見せる。

「一二三は普段、すごくおしゃべり。ファッションに興味があって、スニーカーや洋服が好きですね。詩はすごく無邪気な感じ。YouTubeで『エハラ家チャンネル』という、同じ『うた』という名前の子が出てくる家族のチャンネルを見て癒されています。金メダルを獲得した試合後の帰り道も、一二三が詩を『緊張してたな』とからかったりしていました」(森氏)

“お兄ちゃんラブ”を隠さない詩だが、実はある願望を胸に秘めている。

「3年後のパリ五輪までは柔道を全力疾走でやり抜き、五輪が終わった後の24、5歳あたりで結婚して、子供を産みたいと言ってましたね」(同前)

 兄離れする日もそう遠くはなさそうだ。

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source : 週刊文春 2021年8月5日号

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