古畑任三郎秘話 田村正和が明石家さんまを震撼させた一言

「週刊文春」編集部
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「田村さんは『一回目の芝居がいいんだよ』とよくおっしゃっていた。一発OKにこだわる方でした」

 4月3日に亡くなった田村正和(享年77)の仕事ぶりをそう語るのは、連ドラ「古畑任三郎」(フジ系)シリーズの演出を担当した河野圭太監督(63)だ。

 収録現場では決して人前で食事をしないなど、役柄以外でもスタイリッシュさを貫き通した田村。1971年にドラマで共演した仲雅美(70)が述懐する。

「現場では余計な話をしない人で、立っているだけで美しかった。撮影後、六本木でお酒を飲みながら『また逢う日まで』を一緒に歌ったのはいい思い出です」

 

 そんな田村の代表作にあげられるのが、風変わりな警部補に扮した「古畑任三郎」だ。94年に第一作が放送され、SPドラマも含め2006年まで計42作が制作された。

 5月に追悼特番として再放送された42作目が13.4%の視聴率をあげるなど、今も高い人気を誇る。

「古畑」といえば数々の豪華ゲストを迎えたことでも知られる。第二シーズン(96年)では、犯人役の明石家さんま扮する弁護士が、大学の同級生・今泉刑事(西村まさ彦)に殺人の罪を着せようと画策。古畑は法廷で証言台に立ち、今泉を窮地から救う。

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source : 週刊文春 2021年8月12日・19日号

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