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厚労副大臣・橋本岳(46)と政務官・自見英子(44)が溺れるコロナ不倫〈仰天撮〉

「週刊文春」編集部
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未だ猛威をふるい続ける新型コロナウイルス。感染は全国に拡大し、感染者数は過去最多を更新した。そんな中でも厚労省の司令塔2人は逢瀬を重ね、五輪開催を模索する動きはやまず、大物司会者は突然の降板劇。誰もが“コロナの落とし穴”に迷い込んでいる。

◆ ◆ ◆

不可解な動きを見せた橋本岳氏

 朝から雨が降り続き、気温も上がらず梅雨寒となった7月17日の金曜日。東京都の新規感染者数は前日の286人をさらに上回る、過去最多(当時)の293人を記録、厚労省内には激震が走っていた。

 だが、省内でコロナ対応に奔走しているはずの副大臣、橋本岳衆院議員(46)は、不可解な動きを見せていた。午後8時25分頃に厚労省を出て一人で公用車に乗りこむと、車で10分とかからない赤坂Bizタワーへ。地下のショッピングフロアへ向かうとATMで現金をおろし、トイレに入った。出てくると、さっきまでの白くて目立つかりゆしウェアから、濃紺の地味なポロシャツに着替えている。そのまま高級スーパーに入ると時間をかけて食べ物を物色。缶のレモンサワーとグレープフルーツサワーを1本ずつ、大小2つのサラダ、フルーツゼリーを2つなど、いずれも2人分を購入すると、地上へ戻り、公用車ではなく流しのタクシーに乗車する。5分後、普段は衆議院赤坂宿舎で暮らす橋本氏は、なぜか、参議院麹町宿舎の新宿通り方面入り口、通称「裏口」の前にタクシーをつけた。

 赤坂から向かう場合、多くの議員や記者らが出入りする紀尾井坂方面の「正面玄関」が近くて便利なのに、わざわざ遠回りして裏口で降りたのだ。午後9時10分、物慣れた様子で扉を開け、参院宿舎内に消えていった。

 それから約7時間後、午前3時55分頃。辺りはまだ暗く、雨が降りしきる中、前夜と同じ服装で裏口から姿を現した橋本氏。新宿通りに出ると、雨を避けずに傘をわざわざ横向きに、通りの車に向かって差し出して顔を隠す念の入れよう。やがてやってきたタクシーに急ぎ足で乗り込み、4人の子供が待つ衆議院赤坂宿舎へと帰っていった。

午前4時、顔を不自然に隠して参院宿舎を出た橋本氏

 橋本氏がナンバー2として率いる厚労省は、コロナ禍で普段以上の激務が続く。厚労省担当記者が語る。

「7月1日の衆院厚労委員会の閉会中審査でも、新型コロナ対応によって厚労省職員の1~5月の残業時間が昨年よりも大幅に増えたことが議論されました。延べ555人が過労死ラインとされる月100時間を超える残業をしており、最も残業時間が長かった職員は今年2月、1カ月で215時間に達していた」

 元々、厚労省の業務の多様さ、量の多さは霞が関随一で、2017年には橋本氏をトップに若手職員らが参加して「厚労省業務改革・働き方改革加速化チーム」が発足していた。

「以前から『強制労働省』『拘牢省』と揶揄されるブラック官庁ですが、コロナ以後は改革どころではありません。さらに激務になり、みんな疲弊しきっていますよ。残業する日には、食堂で伸びきったまずい蕎麦を食べながら働き、終電前に帰宅できれば御の字。終電前に帰れても翌朝6時には登庁したりしますから、睡眠時間も少なく生活はボロボロです」(厚労省関係者)

 ところが、そんな官僚たちをよそに、橋本副大臣と頻繁に逢瀬を重ねる女性がいるという。厚労省政務三役の一人、自見英子(はなこ)政務官(44)だ。

三密空間の個室に集合

 7月9日午後8時、橋本氏はBSフジ「プライムニュース」に出演。「とにかく手指衛生と三密回避を!」と自ら書き込んだボードを手に、こう訴えた。だが翌日、言行不一致の行動に出た。

 7月10日。金曜日の夜8時前。橋本氏と自見氏の姿は赤坂の居酒屋にあった。2人が並んで座れば肩が触れ合うほどの三密空間の個室に集合。知人男性と計3人で、約2時間の会食を楽しんだ。いったん散会し、知人男性と別れた後、2人はその男性の目を意識してか、別々の方向に歩き去った。だが、少し先で再合流。2人きりで日枝神社に向かうと一礼して境内へ。並んで手を合わせる。さらに散歩を続けコンビニに入ってアイスコーヒーをテイクアウトすると付近のビル前のベンチで楽しそうに11時半ごろまで会話を続けた。

 7月12日。日曜日の午後7時50分。

「かんぱい!」

 東京・丸の内の商業ビル内の和牛レストランにワイングラスをあわせる橋本氏と自見氏の姿があった。橋本氏は赤ワイン、自見氏は白ワインを口元に運ぶ。

 薄暗い照明でムードたっぷりの店内。深緑のソファー席からは赤レンガの東京駅舎が見下ろせる。半分ほど埋まった店内は、他の席もすべて、同じような大人のカップルだ。

 2人は九州産の焼肉フルコース(1人1万1000円)を注文。目の前で店員が焼いてくれる肉に舌鼓を打つ。自見氏が料理を口に運ぶ様子を、橋本氏は時折笑みを浮かべながら愛おしそうに眺め、仲睦まじい様子のディナーは約2時間に及んだ。

 この日の感染者数は東京都が206人。4日連続の200人台という数字に警戒感が高まりつつあったが、それもお構いなしの2人。

バックハグと同じ場所で

 午後9時45分、焼肉フルコースの締めに冷麺、最後に、最中アイスを食べ終えた2人は店外へ。橋本氏は下りエスカレーターで、前に立つ自見氏の両肩に手を置き、何事かを耳元で囁きながら肩を揉み始めた。奇しくもこのエスカレーターは、昨年12月、和泉洋人首相補佐官が、コネクティングルーム不倫のお相手、大坪寛子厚労省大臣官房審議官の頭に顎をのせ、バックハグしたのと同じ場所だ。

エスカレーターで後ろから肩を……

 ビルの外へ出た橋本氏と自見氏は、近くのベンチに並んで座ると、頭をお互いのほうへと傾けた。やがて松林の中を散策しながら皇居へ向かう2人。桜田門で談笑し、のんびりと約1時間にわたってお散歩デートを楽しんだ頃小雨がパラつきだした。相合傘でさらに歩く。午後11時過ぎにタクシーに乗り込むと、3時間超の濃密なデートはようやく終わりを告げた。

肩を寄せ合う2人
 

 7月17日には冒頭の通り、橋本氏は参院宿舎にお泊まり。

 さらに驚くのは7月18日、土曜日の行動だ。早朝まで一緒だったのに、この日もともに休日出勤していた橋本氏と自見氏。夜7時過ぎに、厚労省を出てきた。タクシーに手を振るも、なかなか捕まらないが笑顔だ。やがてタクシーに乗ると、10分後、東京駅に到着。地元に帰るのか、橋本氏だけが下車し、新幹線へ。自見氏は厚労省から直帰すればとっくに帰宅できていたはずだが、わずか10分でも一緒にいたかったのか。

 7月22日。翌日から4連休となる水曜日。夜8時半過ぎ。自見氏の姿はホテルニューオータニにあった。誰かに電話し促されるように地下1階のとんかつ屋に入店。故橋本龍太郎元首相の行きつけとして知られるお店である。

 5分後、橋本氏がお店に入ってきた。閉店の10時まで食事を楽しむと、店を出る。右に行けば自見氏の住む参院宿舎まで徒歩2分。だが左に向かい、いつものように2人で散歩を始める。コンビニに入って、品物にべたべた触るも何も買わず、ただ一緒にぶらつく時間を味わっているようだ。宿舎から離れる方向にどんどん歩いた末にタクシーを拾うと、橋本氏は自見氏を参院宿舎に送り届け、衆院宿舎に帰った。

 2週間で、2人が省外で密会していた回数は少なくとも5回、延べ19時間に及んだのだった。

 橋本氏は「ハシリュウ」の愛称で国民的人気を誇った橋本元首相の次男。慶応大学から三菱総研などを経て2005年8月の郵政解散の際に、父の地盤を継いで岡山4区から出馬し、比例復活ながら初当選。現在4期目のサラブレッドだ。政治部記者が語る。

「厚生族の“ドン”として知られた龍太郎氏と同じく、橋本氏も厚労政務官や自民党の厚労部会長を歴任する厚労族です。昨秋の内閣改造で2度目の厚労副大臣となり、医療や福祉を担当しています。プライベートでは、慶応の大学院時代に結婚した妻との間に2男2女がいます。ただ過去にはDV騒動が報じられたこともあり、夫婦仲は良くない。目下、別居状態だとか。橋本氏は赤坂の議員宿舎に4人の子どもと同居しているそうです」

橋本龍太郎元首相

 政治家としての評価は、決して芳しくない。

「毛並みが良く、政策通だという自負があるのでしょう。『そうじゃないだろう!』と官僚や若い記者の小さな間違いをムキになって指摘するので評判はあまりよくありません」(同前)

 片や自見氏は元郵政大臣の自見庄三郎氏の次女で、2016年7月の参院選で日本医師会の組織内候補として全国比例で立候補し初当選した。

「衆院議員だった庄三郎氏の地盤・北九州市で育ち、高校からは米国留学。筑波大学を卒業後、医師になるため東海大医学部へ入り直し、小児科医になった。その後、英子氏は政治家になるため庄三郎氏の秘書を務めていました」(同前)

 奇しくも、庄三郎氏が初入閣したのが、1997年の第二次橋本政権だった。父親の時代から橋本家と縁がある自見家。その“箱入り娘”が英子氏である。

「ずっと独身できましたが、結婚願望は強くて『いい人紹介して』とよく周囲に相談しています。男性へのボディタッチが多く、よくいえば気さく。まあ悪く言えば馴れ馴れしい(苦笑)。仕事熱心な人ではありますが、年の割にキャピキャピした女子大生のような振る舞いが多いのが気になります」(前出・厚労省関係者)

自見庄三郎元郵政相

 政界サラブレッドの2人が仲を深めるきっかけになったのが、今年2月、横浜へのダイヤモンド・プリンセス(DP)号の着岸だった。

 乗客から集団感染が発生し、乗客約3700人を船内待機させるという前代未聞の事態に。2人は厚労省から現場に派遣され、2月10日から3月1日までDP号内の対策本部で指揮を執ることになったのだ。

「当初は我の強い“3人”が一緒で大変でした」

 こう振り返るのは乗船した厚労省関係者だ。

「橋本さんと自見さんだけでなく、和泉首相補佐官の不倫相手の大坪さんまで乗りこんできたのです」

 現場は、感染対策も不十分で、大混乱に陥っていた。

「私たちが船内に乗り込んだときにはすでに横浜市職員や神奈川県庁職員、自衛隊関係者などが船内で活動していたので、最初はまるで邪魔者扱いでした。なので、橋本さんや私たちは、船内では比較的安全とされたサボイ・ダイニングという作業場に待機している時間も長かった。船員が用意した食事を食べたり、コーヒーを飲んだり。橋本さん、自見さん、大坪さんは責任者なので一緒のテーブルで食事をとることもよくありました。ただ、とにかく3人とも自己主張が強いタイプ。議論なのか喧嘩なのか分からないような場面も多くありました」(同前)

「とにかく手指衛生と三密回避を!」

TVでは三密回避を訴えるが……

 DP号の対応で、橋本氏は失態を繰り返した。

 夫婦でDP号に乗船し、5月に『「ダイヤモンド・プリンセス号」からの生還』を上梓した小柳剛氏が語る。

「着港して11日が経った2月14日、急に『厚生労働副大臣の橋本岳です』と船内アナウンスがありました。でも内容は『薬は配り終わった』『緊急の電話窓口を作った』など何をやったかの話だけ。不安で、今後どうなるのかが知りたいのに、そうしたフォローは全くなかった。政治家の実績自慢のように聞こえました」

 さらに橋本氏が大炎上したのが、2月下旬のSNS騒動だった。神戸大学教授の岩田健太郎氏がユーチューブで「中はものすごい悲惨な状態で心の底から怖いと思いました」と船内のゾーニング(区画分け)が全くできていないと告発。すると橋本氏は即座にツイッターで〈左手が清潔ルート、右側が不潔ルートです〉と写真をアップし反論したのだ。

 ところが、その写真自体、2つのルートが入り口を分けただけで、中では繋がっており、ゾーニングが不完全な証拠と見られて非難が殺到。橋本氏はすぐさま投稿を削除し、その後ツイッター投稿を取りやめた。

ダイヤモンド・プリンセス号

 一方の自見氏。彼女は本来、DP号に乗船するはずではなかったという。

「医療や福祉など厚生分野を担当する小島敏文政務官が乗るはずでした。自見さんは労働分野担当の政務官。というのも医師会の組織内候補は、厚生担当はやらないという不文律があるんです。自見さんが厚生担当になってしまうと、診療報酬改定などに関わるため、医師会と政府の間で利益相反の恐れが生じますから。それでも最終的には小児科医としての使命感が強いとされる自見さんが『乗りたい』と手を挙げたんです」(別の厚労省担当記者)

 DP号での経験を通して急接近した2人。3月の下船後、しばらくするとこんな話が聞こえてくるようになった。

「橋本氏と自見氏は、厚労省10階の政務官室で頻繁に打ち合わせしていますが、小島政務官が横にいてもそっちのけで、まるで2人の世界です。お昼を一緒に食べていることも多い。朝、日比谷公園のほうから一緒に歩いて登庁してくる姿や、退庁時は公用車にともに乗り込んで帰る姿もよく見かけます。土・日も2人はしばしば示し合わせたように一緒の日に登庁しています。(危険な場所でともに過ごしたドキドキを恋愛と勘違いする)吊り橋効果がDP号対応で生まれたのでは」

「岳ちゃんは凄いのよ」

加藤厚労相も頭が痛い?

 さらに、一緒に参院宿舎に入る姿も噂になった。

「2人が楽しそうにおしゃべりしながらエントランスを歩いて宿舎に入ってきたんです。完全に恋人の空気でしたね。DP号の後、自見さんは『岳ちゃんは凄いのよ』とめちゃくちゃ嬉しそうに話すようになった。服装も明るい華やかな雰囲気に変わり、痩せた印象もあります」(自民党関係者)

 激務の職員をよそに精力的に濃厚接触を繰り返す2人。だが、公務のほうは失態続きといっても過言ではない。

 安倍晋三首相が新型コロナ対策の“切り札”と位置付けたのが新型コロナ感染者との接触を通知してくれるアプリ「COCOA」だ。

 厚労省のIT担当であり、同アプリの責任者が橋本氏。ところがこのアプリ、普及がまったく進んでいない。

「アプリの公開は6月。世界で40番目の遅さでした。提供から約1カ月でダウンロード数はたった870万件(27日時点)、陽性と登録した人はわずか55人にとどまっています。全国民の約6割が登録しなければ有効ではないと言われているのですが……。アプリ自体、陽性者の登録がうまくできない不具合などが相次いで発生しています」(前出・厚労省担当記者)

 さらに、厚労省はこのアプリと連携する「HER-SYS(ハーシス)」という情報管理システムを始めたが、こちらも足踏み状態だ。

「ハーシスは全国の保健所や病院がFAXなどの手作業で入力していた感染者の氏名や症状、接触者情報を一元管理するシステムです。ただ、感染者が集中する東京都や大阪府などが、いまだに利用していません。G-MIS(ジーミス)という全国の医療機関の病床や物資を把握するシステムも立ち上げましたが、これも利用率は約70%にとどまっています。省内では橋本さんと自見さんの名前をもじって名付けたのではないかと噂されています」(同前)

 2人のデートを知れば、官僚たちはどう思うだろうか。「打ち合わせ」と主張するのかもしれないが、それならば省内にいくつも会議室があるだろう。指示や相談をすべき官僚も控えているはずだ。

再婚は「神のみぞ知る」

安倍首相

 7月26日夜、2人を同時に電話で直撃した。まずは橋本氏との一問一答。

――週刊文春です。17日、麹町宿舎の自見先生のお宅で一晩過ごされ、翌朝4時頃に出ましたよね?

「はぁ……いやぁ、記憶にありませんね」

――別居中だそうだが、それでも不倫になるのでは。

「違いますね」

――その日泊まってない?

「ないですね」

――(別の議員の部屋も含め)どのお部屋にも泊まっていないのですか。

「それはないです」

――自見氏の部屋に行っていないのですか?

「えーと……行ったことはあります」

――何をしに行かれたのでしょうか。

「人に聞かれたくない打ち合わせとか相談です」

――新丸ビルの焼肉屋さんでもデートをされた。

「副大臣と政務官として食事をすることはあります」

――その後、エスカレーターで肩を揉んでいた。

「……はぁ。そうですか」

――交際されていないのであればどのようなご関係?

「副大臣と政務官です」

――上司が部下の女性の肩を揉むのは、交際していないなら普通セクハラでは?

「うーん……それは自見先生に聞かないと。そのときには特段、抗議を受けませんでしたけどね」

――DP号で仲が深まったのですか?

「政務官として、非常に助けてもらいました。先見性があるというか。彼女が『こうなる』と言ったことは、必ずそうなるんですよ」

――女性としての好意を持ってデートしている?

「まぁ、男と女が一緒に歩いていることをデートと言うのであれば、それはもう私には分かりませんけど」

――自見氏が橋本氏の自宅に来ることは?

「それはないですね。ただ、自見先生の弟さんがうちの子供たちを連れて遊びに行ったことはあります」

――どういう流れで、そういう家族ぐるみの話になったのですか?

「ずっと休校だったじゃないですか。それで子供が大変だという話を自見先生にしたら、公園とかなんとかに(弟が)連れて行ってあげるということになって」

――公用車にお二人が同乗されるのはなぜ?

「DP号から下船して隔離期間が終わった後、省内での残業が多くなった。そんな中で、副大臣の公用車と、政務官の公用車、どちらの運転手にも残ってもらうのは申し訳ないと。なので、片方ずつ交代で勤務してもらうようにしたんです」

――離婚が成立したら、自見先生とご結婚される?

「それは神のみぞ知ることです」

 自見氏にも聞いた。

――橋本氏と交際しているのですか?

「実は私、別にお付き合いしている方がおりまして、誰にも言ってないんですけど、岳先生にはお伝えをしております。(橋本氏とは)DP号でも一緒に働いていまして、うちの父が郵政大臣だった時の総理が橋本龍太郎先生ですので、両親共に仲良しっていうか、家族ぐるみのお付き合いです」

――17日に橋本氏が宿泊したのでは?

「岳先生がどんな用事でどこに来られたかは存じ上げないです」

――覚えていない?

「私、東京にいたっけな?東京にいて、(一緒に)ご飯食べない日はないので。フフフ。なんて言えばいいんでしょう。不倫にはあたりませんよ」

――いつも一緒にいる。

「毎日、お昼も夜も一緒に食べているので、いわゆるコロナセットと呼ばれていて(笑)。まあ付き合っているって言われても仕方ないのかな。ずっと、もう嫌になるくらい一緒にいます」

――いつからの付き合い?

「岳先生を初めて知ったのは国会議員になってからですけど、母親同士は25年前からです」

――橋本氏は自見氏のお宅に行ったことはあると。

「一回ね、岳先生が昼間に宿舎に来て、打ち合わせをしているんですね。その日のことじゃないですか。私は宿舎の管理委員長なんですけど(笑)。ウチの部屋と会議室もあるので、そこで打ち合わせはしました。3時間ぐらいはしています」

――橋本氏について。

「物凄く尊敬する国会議員の先輩なので、おこがましいというか。家族みたい、従兄弟みたいというと失礼かな~と思うんですけど。誰から何を言われても恥ずかしくないお付き合い。政務官と副大臣として、コロナセットとして仲良く頑張っています。私と岳先生が週刊誌に書かれることを嫌がって一緒に仕事をしない方が国民に対して罪。職責を果たさない、ということになるので。多分これからも変わらず2人セットで仕事していくと思いますけど」

 橋本氏は目下、2男2女と暮らす実質的シングルファザー。後ろめたさからか不倫関係ではないと頑なに主張する。しかし17日夜から翌朝にかけて、橋本氏が約7時間、参院宿舎にいたのを記者は目撃している。「記憶にない」と語った橋本氏に、再度書面で尋ねると、前言を翻し、「自見氏とは異なる方を訪問した」と答えたが、相手が誰かは明かさない。

 改めてその日の写真をよく見ると、あることに気づく。橋本氏が左手で傘をさしたまま右肩にかけた黒いバッグから手慣れた様子でえんじ色のカードキーを取り出すと、素早く解錠センサーにかざす様子が写っていたのだ。

参院宿舎のカードキーを使う橋本氏

参院宿舎のカードキーを使う橋本氏

 2017年9月。公明党の長沢広明参院議員(当時)が、参院宿舎のカードキーを知人女性に貸して宿泊させていた。長沢氏は当時、小誌の直撃取材に「宿舎に家族以外の人を泊めたこと、許可なくカードキーを女性に預けたことは軽率でルール違反でした」と答えた直後、責任を取って復興副大臣を辞任、参院議員も辞職した。第三者に宿舎のカードキーを貸与することについて、宿舎の管理委員を務める参院議員はこう語る。

「セキュリティ上、いわゆる親族や秘書以外にカードキーを貸与するのは問題です。しかも今は新型コロナ対策に気を配っているときですから、部外者が合鍵で出入りするのは普段以上に大きな問題をはらんでいる」

 カードキーについて改めて書面で聞いたが、橋本氏は答えようとしなかった。自見氏は「宿舎委員長としては、カードキーの取り扱いについては、各議員が適切に行うものと承知している」と回答した。

 現在、コロナの感染は再び拡大し、厚労省の官僚たちは連日対応にあたっている。厚労省のナンバー2と3の2人の行動は、国民にさまざまな忍耐を要請している政府の一員として胸を張れるものなのだろうか。

source : 週刊文春 2020年8月6日号

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