ジョー・バイデン米大統領が苦境に立たされている。デルタ株で国内の感染者が増え続ける中、さらにアフガニスタンの首都カブールをタリバンに奪取される事態に見舞われた。米軍撤退を目前に控えた同国では8月26日、IS(イスラム国)による自爆テロも起こるなど、混迷を極めている。
支持率も下落した。28日、就任後最低の47%を記録したとCNNが報道。アフガニスタン政策への支持率に至っては、24ポイントも急落し、34%となった(21日)。
そんな中、
「バイデン大統領の無能ぶりの表れだ!」
と、上機嫌で政権批判をぶちまけているのが、ドナルド・トランプ前大統領だ。
「実はトランプ氏は大統領就任前から『米兵は殺され、巨額の無駄を出している。ばからしい!』と撤退を訴えてきた。そして2020年2月、トランプ政権とタリバンがカタールのドーハで、撤退の合意を交わした。今年の6月までトランプ氏は『米軍が帰国できるのは自分のおかげ』と語っていたが、今ではそのような事実が無かったかのように振る舞っている」(在米記者)
極めつけは21日、トランプ氏はアラバマ州で支持者を前に演説を行い、「最大の軍事的敗北」「これは撤退ではなく完全な降伏」と畳みかけたのだ。この日の集会では意外な一幕もあった。トランプ氏の支持者には反ワクチン派が多いが、既にワクチンを打った彼はこう呼びかけた。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2021年9月9日号