川村浩二(北海道日本ハムファイターズ球団社長)「ファイターズの中田翔」としての声を発する機会を設けぬままの退団となってしまい、皆様を失望させてしまったことを、深くお詫び申し上げます|鷲田康

野球の言葉学 第586回 

鷲田 康
エンタメ 社会 スポーツ

 日本ハム球団公式ホームページに8月31日、川村浩二球団社長(60)の謝罪文が突然、アップされた。

 内容は巨人に無償トレードで移籍した中田翔内野手(32)が在籍時に起こした暴力問題について球団と本人から説明、謝罪がなかったこと、また4月に球団公式ツイッターにあげた動画で差別発言があったことを認め、謝罪するものだった。

謝罪文に「再発防止を徹底」とは書いてあるが……

「直前に岩本賢一チーム統括本部副本部長が地元のラジオ番組で、中田が挨拶をしなかったのは、巨人との話し合いの結果という趣旨の発言をしてそれが報道されました。しかし実際は巨人で会見したのは日本ハムからの要請で、巨人の抗議で広報が慌てて岩本発言を訂正する騒動があるなど、改めて対応の悪さがクローズアップされ、今回の突然の謝罪文掲載となったようです」(地元放送関係者)

 しかしこの謝罪文がまたも物議を醸している。

 問題は2点で、一つは中田の移籍問題についてだ。

「『ファイターズの中田翔』としての声を発する機会を設けぬままの退団となってしまい、皆様を失望させてしまったことを、深くお詫び申し上げます」

 謝罪文にある川村社長の言葉学である。

2カ月99円で
この続きが読めます。

有料会員になると、
全ての記事が読み放題

2024GW 特大キャンペーン 誰でも月額プラン最初の2ヶ月99円 4/24(水)〜5/7(火)10:00
  • 月額プラン

    99円/最初の2カ月

    3カ月目から通常価格2,200円

    期間限定

  • 年額プラン

    22,000円一括払い・1年更新

    1,833円/月

※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 解説番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る
  • 0

  • 0

  • 0

source : 週刊文春 2021年9月16日号

無料ニュースレター登録はこちら

今すぐ登録する≫

期間限定キャンペーン中!月額プラン2カ月99円

今すぐ登録する≫