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「圭さん緊急帰国」全内幕 怒声が飛んだ「9・14交渉現場」と小室母「絶縁宣言」

「週刊文春」編集部

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 10月結婚に向け、近く帰国する小室さん。その裏では代理人の極秘交渉や、母・佳代さんの職場とのやり取りなど、知られざる動きがある。一方、当の小室さんの言動を検証すればするほど不可解な事実が次々に浮上して……

 その男性は怒りを押し殺していた。

 9月14日午後、お洒落なカフェやアパレルショップが建ち並ぶ南青山の、裏通りの一角にある弁護士事務所。男性と、彼と向き合う弁護士との間には、重い空気が流れていた。

 男性と弁護士とは、2年2カ月にわたって交渉を重ねてきた。今年4月には先方から「解決金を払う意向がある」と伝えられ、事態はようやく進展するかと思われた。だがこの日、弁護士が口にしたのは、男性側の要望を一切無視するような台詞だった――。

 9月に入り、秋篠宮家の長女・眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚に向けた動きが加速している。

金銭トラブルが明るみに出る前のお2人

「9月中旬に天皇ご一家の皇居へのお引越し作業が終わるため、小室さんが帰国するならその後ではないかと、かねてより囁かれていました。ここにきて、小室さんが9月末にも帰国してお二人で記者会見に臨むようだ、とか、その後の10月にも婚姻届を提出し夫婦そろって渡米するご意向らしい、といった報道が相次ぎ、事態は急速に動いています」(宮内庁担当記者)

 小室さんの母・佳代さん(55)と元婚約者X氏の金銭トラブル発覚で婚約が延期となり、渦中の人だった小室さんが、米フォーダム大留学のため突如日本を発ったのが2018年8月。約3年ぶりの帰国となれば、メディアの取材が殺到するのは明白だ。混乱を避けたい宮内庁側は、当初、小室さんの帰国に決して前向きではなかったという。

 しかし、眞子さまが小室さんの帰国を強く望まれた。そのため、宮内庁は小室さん側に、こう問いかけた。

「帰国となれば、会見を開く必要に迫られる。その準備はできていますか」

 だが、小室さん側からは明確な回答がなかなか得られなかった。

X氏から佳代さんへの手紙

 それでも、近く帰国を果たそうとする小室さん。周囲では、その日に向けた“環境整備”が、人知れず、着々と進められてきた。

 この間の経緯を知る宮内庁関係者が明かす。

「(小室家側代理人の)上芝直史弁護士は、元婚約者の『佳代さんからきちんと説明を聞きたい』という要望に対し、体調不良を理由に、面会は難しいという旨を伝えつづけてきました。しかし、圭さんの司法試験の直前に、動き出しました。7月22日、上芝弁護士のほうから元婚約者の代理人・N氏に、『佳代さんをX氏に会わせても良い』と連絡を入れたのです。ただし『会うのは1回きり』という条件をつけました」

 上芝氏が方針を転換したこの日は、小室さんの司法試験が始まる5日前だった。

 そして試験終了直後の7月30日には、NHKが〈小室圭さん 米の司法試験受験終了 ニューヨークで就職へ〉と特報。〈ニューヨーク州の法律事務所への就職の見通しも立ったということです〉と断定する一文に、宮内庁担当記者は騒然となった。小室さんの生活基盤が整ったことが“既成事実”となった瞬間だ。

 その上、佳代さんの金銭トラブルも解決となれば、結婚への障壁は一気に霧消する。N氏から小室さん側の提案や「1回きり」との条件を伝え聞いたX氏も、交渉の過程で初めてとなる“ある行動”に出た。

「上芝氏の提案を受けたX氏は、佳代さんに宛てた手紙を書いて、N氏に託したようです。上芝氏はN氏から、8月頭に手紙をメールで転送してもらったそうです」(同前)

 手紙には、佳代さんの体調や立場を気遣い、小室さんを心配する言葉が並んでいた。さらに、“面会は気が進まないのであれば、電話でも手紙でも良いから佳代さんの説明が聞きたい”という趣旨の文章が綴られていたという。下げられたハードル。佳代さんがこれを受諾すれば、愛息の結婚を阻むものはなくなる。だが――。

「その後しばらく動きはありませんでした。そして、9月14日に上芝氏はN氏を呼び出し、久々の面会を果たしたのです」(同前)

 それが、冒頭の場面である。ところが、上芝弁護士とN氏の面会は、進展とは程遠いものになった。

「佳代さんがあなた方に向き合うには、まだ時間がかかる」

 上芝弁護士の冷酷な言葉に、N氏は感情を整理するかのようにこう前置きした。

「ちょっと、これから怒るからね」

 そして、怒声を響かせたのだった。

「こちらは手紙でも電話でも構わないと言っているのに、まったく対応してくれないというのは、どういうことなのか」

「こんなことでは、あなたと話しても意味がない。こんな回答を伝えるために、わざわざ呼び出さないでほしい」

 だが、N氏がどれだけ抗議の言葉を連ねても、上芝弁護士は耳を傾けるだけで、何の言質も与えようとはしなかった。

 その2日後の9月16日、またもNHKが、小室さんの背中を押すかのようなスクープを放った。

〈小室圭さん 近く帰国見通し 宮内庁 眞子さまとの結婚発表準備〉と題されたニュースだ。〈ことし7月に受験したアメリカ・ニューヨーク州の司法試験の合格が見込まれるとして、州内の法律事務所から就職の内定を伝えられました。小室さんの就職先は、日本人が弁護士として採用されるのは初めてとなる大手の法律事務所で、小室さんは、就労ビザの取得も終えて、現地での生活の基盤が整ったということです〉

 上芝弁護士の動きと連動するかのような時系列で、お二人の結婚への障害となりうる事柄を一つひとつ取り除くようなNHKの報道ぶりだった。

 だが、そもそも就労ビザの取得一つとっても、調べてみると、決して簡単な話ではない。NY在住の弁護士で移民法に詳しい寺井眞美氏が解説する。

「一般的な就労ビザであるH-1Bビザは、専門職に就く場合等に発給されるものです。新規の発給は抽選制で、雇用主が毎年3月中旬に申請し、3月末ごろに当選者が分かる。今年行われた抽選では、当選しても却下された人や辞退者が多く、7月に追加の当選発表があり、最終的な当選確率は約37%でした。H-1Bビザの有効期間は通常3年で、最長で6年まで延長できます。これ以降は、グリーンカード(永住権)の申請が必要になります」

 H-1Bビザを申請するのは雇用主。小室さんは今年3月の申請期限までには「大手の弁護士事務所」から内定を得て、申請をしてもらい、4割以下の確率を勝ち抜いたことになる。

「彼は表彰されようがない」

 小誌前号は、小室さんのNYでの就活プロセスを検証した。明らかになったのは、一般的なスケジュールなら昨夏に就職の目途が立っているはずの小室さんが、時に門前払いを食らい、秋になっても必死で就活を続けていた――という苦戦ぶりだった。

 昨夏には、通常は有給のはずのインターンを、日系人弁護士の事務所で、無給で行っていたことも分かった。現地の弁護士によれば、これは異例のことで「学生側から『タダでもいいから経験を積ませてほしい』と頼んだとしか考えられない」という。

 苦戦ゆえか、小室さんが就活先に送った“経歴書”には、いくつかの虚飾が見つかった。

 たとえば、12年から13年にかけて、交換留学でUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に通っていた際、「カリフォルニアの『電通アメリカ』でインターンをした」と書類には記されていた。だが、小誌の取材に電通グループは「そのような事実は確認できない。当時の電通アメリカにはカリフォルニアに事務所は存在していない」と回答した。

 さらに、14年に三菱東京UFJ銀行(当時)に就職した小室さんは、経歴書に「優秀な行員に贈られる賞を2年連続で受賞した」と記載。同行関係者によれば、確かに「部門長表彰」といって、上位10%の成績優秀者が「表彰」、その下の20%が「準表彰」される制度があるという。目標粗利に対する貢献度で評価が決まり、小室さんが在籍していた時期は、半年に一度、表彰が行われた。しかし、この点についても記事を読んだ同行関係者は、こう絶句するのだ。

「小室さんが配属されていた丸の内支社は大型店舗なので、新人は先輩のサポートが主な仕事。小室さんは法人営業の部門でしたが、まだ1人でお客さまを担当したこともなく、具体的な数値目標も与えられていなかった。つまり、彼は表彰されようがないのです。もしかしたら先輩が表彰されたのに便乗して、経歴に記載したのかもしれません」

 さらに、あるNY在住弁護士は「うちの事務所にも仲介者から小室さんの話が来た。『彼は昨夏、ある大手事務所にインターンが決まったがコロナでキャンセルになった』と説明があった」と証言した。だが、小誌がその大手事務所に聞くと、広報担当者は「(コロナでインターンが中止になったという)事実はない」と断言するのだ。

 しかしながら、小室さんはそこから急転直下、大手法律事務所の就職を勝ち取った。これに、NY在住の弁護士は首を傾げる。

「一般的に、大手事務所は夏のインターンなしで採用することはありません。確かに、インターン生を不採用にしたため空席を埋める、いわゆる秋採用を行うことはありますが、希望者が殺到する狭き門です」

 米国で名門ロースクールとされるのは、毎年発表される全米ランキングでほぼ不動の地位を獲得している上位14校、通称“T14”だ。しかし、小室さんのフォーダム大は、最新のランキングで全米35位。去年の27位から、大きく評価を落としている。

「もちろん、フォーダム大から大手に就職している卒業生も多い。ただ小室さんは3年間のロースクール生活のうち最初の1年間、米国で弁護士を目指す人が通うJD(法務博士)コースではなく、自国で法学を修めた留学生らが“箔付け”のために通うLLM(法学修士)コースを履修していました。こうしたハンディを背負いながら、インターンもなしに、大逆転で大手に就職するなんて、普通に考えれば絶対に無理だと思うのですが……」(同前)

 就活にあたり、小室さんの経歴書をある法律事務所に送った仲介者は、小室さんが“眞子さまの婚約者”であることを書き添えていた。NYの弁護士も驚くほどの逆転劇には、こうしたアピールの効果もあったのか。一方で、“恩人”に就職の報告をした形跡はない。

「夏のインターンで小室さんを預かった日系人弁護士は、周囲に『小室さんはどこに就職したんだろうね』と話しています」(同前)

 野望に向かって、懸命に疾走する小室さん。その姿は、母子の来し方と重なって見える。

「母子家庭で決して生活に余裕があったわけではなかった小室さんですが、小学5年生のときに参加したインターナショナルスクールのサマースクールを契機に英語を本格的に学ぶことを決意。中学・高校時代は学費の高いカナディアン・インターナショナルスクールに通いました。こうして身につけた英語を武器に、国際基督教大学(ICU)に進学し、眞子さまと出会うのです」(前出・宮内庁担当記者)

フォーダム大での小室さん

「永久入国禁止となります」

 高校時代には有名料理店の社長令嬢と交際し、佳代さんから「良いじゃない!」と手放しで喜ばれた小室さん。母子は常に、ステップアップを望んでいた。バイオリンやピアノを習って音大の付属小に通い、絵画を習った。今も経歴書の趣味の欄には「ピアノ(特にジャズ)、スキー、絵画」と記す。一時はアナウンサーを目指してスクールに通い、先輩アナウンサーの経歴にあった「海の王子」に憧れ、見事にその座を手中にした。上流階級への憧れの末、ICUで出会った眞子さまに、小室さんは交際1年余でプロポーズを果たしている。22歳の時のことだ。

 だが、その直前の留学を巡って、見過ごせない“疑惑”が浮上した。

 前述のとおり、小室さんは12年にUCLAに留学している。留学時のビザ申請にあたっては、残高証明を米国大使館に提出する必要があった。そこで佳代さんは、当時婚約中だったX氏に、200万円を佳代さんの口座に送金するよう依頼した。佳代さんをめぐる金銭トラブル約400万円の内訳のうち、半分近くを占めるのが、この「残高証明のための200万円」だ。

 この経緯については、小室さん自身が今年4月に発表した金銭トラブルについての28頁の説明文書の中で、詳しく説明している。

〈十分な預金残高が必要であったことから、母が元婚約者の方にお願いをして一時的に200万円を送金していただいたことがありました。無事にビザを取得することができたのでお返ししたいと母がお伝えしたところ、元婚約者の方が、いちいち振り込むのも面倒なので当面の生活費に充ててくださいとおっしゃってくださり、生活費に充てることになりました〉

 じつは、これは重大な問題を孕む記載である。小誌が複数のビザに詳しい専門家に取材すると、揃って「不正疑惑」を指摘するのだ。問題となるのは、200万円について〈お返ししたいと母がお伝えした〉というくだりである。

 前出の寺井弁護士が解説する。

「留学のためのビザ申請での残高証明は、米国で学業を続けるだけの財力があることを示すためのもの。もし借りたお金をすぐに返すのならば、その分のお金は留学中に自分が使えるものではなくなるため、重大な事実を隠した上での申請となる。これだけで不正とは断定できませんが、『不正な申請』の要件の1つは満たします。なお、不正が認定された場合は永久入国禁止となります」

 また、栄陽子留学研究所の担当者も言う。

「『残高証明のために一時的にお金を借り、すぐ返す』という約束のもとでビザの申請がされていたなら、それは虚偽申請です」

 残高証明に虚偽があった場合の対応を米国大使館にも確認したところ、こう回答があった。

「ビザ申請者が虚偽の書類を提示したり、不実表示を行ったりした場合、申請が拒否され、以前に発行されたビザが取り消され、米国への入国資格がなくなる可能性があります」

 前出の専門家はいずれも、大使館が実際に不正を認定するのはハードルが高いという認識を示す。「罰則が厳しいため、不正を簡単には認定しないという政府の方針もある」(前出・寺井氏)。とはいえ、小室さん文書にある「お返ししたい」という佳代さんの言葉に、もしX氏が従っていたら――。米国に「永久入国禁止」となっていた可能性は否定できない。法律家を志す小室さんが、ルールを逸脱し、大使館を“見せ金”で騙してビザを取得しようとしていた事実を、図らずも自白してしまっているのだ。

ICU卒業時の小室さん

弁護士経由で、一方的に……

 大恩あるX氏との関係がこじれにこじれた佳代さんだが、もう一人の恩人との関係も、じつは最終局面を迎えていることが分かった。

 勤務先の都内の洋菓子店でアキレス腱を痛めたとして“労災トラブル”を起こし、7月から無断欠勤が続いていた佳代さん。小室家に近い人物が打ち明ける。

「洋菓子店の社長からは何度も手紙が届いていましたが、佳代さんはずっと返事をしていませんでした。ところが最近になって突然、佳代さんは上芝弁護士に『迷惑をかけるから、お店はもう辞める』という意向を伝えたのです。上芝氏は既にこれを店側に伝えたそうで、今後、上芝氏を通じて退職への手続きが進められるようです」

 この洋菓子店は、早くに夫を亡くした佳代さんが女手一つで息子を育て上げるため、40歳のときから15年間にわたって勤務してきた恩義ある職場。佳代さん自身が同店について、自負を滲ませながらこう話している。

「ついこの前も新しく入った方が『ここは天国みたい。みんな良い人ばかりで』なんて言っていました。(略)今の社員の中では、(自分が)一番長く勤めていると思います」(「週刊文春WOMAN 2021夏号」)

 だが、最終的に佳代さんは弁護士経由で、一方的に「絶縁宣言」を突きつけたのだ。

「小室さんが帰国すれば、佳代さんも出勤どころではなくなるはず。帰国までに労災トラブル報道を鎮火させるためにも、退職しておくのが良いと考えたのでは」(別の宮内庁関係者)

 小誌記者は洋菓子店の社長を直撃した。

――佳代さんが退職の意向を示した?

「それについては、私からは何もお答えできません」

 社長は言葉少なく、そう答えるのみだった。

 今、小室さんの帰国の日は刻一刻と迫っている。

「小室さんは現在、9月末の帰国に向けて、関係各所と調整中だそうです。帰国後、2週間の自主隔離期間を過ぎれば、眞子さまと2人で会見を開くことになるでしょう。一方、眞子さまは10月23日に誕生日を迎えられます。誕生日には近影や近況を公表する必要があるため、それまでに婚姻届を提出して、皇籍を離脱されるかもしれません。そこから眞子さまのパスポートやビザ取得のための手続きを行い、秋篠宮さまの誕生日である11月末までには渡米するのではないか」(前出・宮内庁担当記者)

 小室さんには会見を、国民の納得と祝福が得られる場にしてほしい。

小室さん母子と眞子さま(左)

source : 週刊文春 2021年9月30日号

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