「スター誕生」50年秘話《ピンク・レディー 2人で押しかけ出演直訴、小泉今日子 歌を覚えず2回落選、伝説は13歳のあの人から始まった》

「週刊文春」編集部
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 ちょうど50年前の1971年10月、芸能史に残るオーディション番組「スター誕生!」(日本テレビ)が、放送を開始した。

 制作陣や出演者が「今だからこそ」の秘話を明かす。

 83年までの12年間にわたり放送され、多数の有名歌手を輩出した「スタ誕」は、日テレのプロデューサーの故・池田文雄氏と、作詞家の故・阿久悠氏らが企画した。だが当初は、予選会場に来る人の多くは歌自慢のおじさん、おばさん。それでは従来の素人歌番組と変わらない、と方向性を模索していたという。

番組の生みの親、阿久悠氏

 そんな中の71年10月下旬、東京・有楽町のよみうりホールで開かれた予選会場に、一人の少女が現れた。担当ディレクターを長年務めた吉岡正敏氏(78)が振り返る。

「あどけない普通の子です。でも歌い始めると、本当に驚いた。彼女の歌声は、そこにいる誰よりも素晴らしかったんです」

 空気をぴんと張り詰めさせたこの少女こそ当時13歳、中学1年生の森昌子(62)だった。森は第1回の決戦大会で優勝、翌年「せんせい」でデビューする。

 森の姿を見て応募したのが同学年の桜田淳子(63)と山口百恵(62)。番組初期を象徴する彼女たちは、デビュー後「花の中三トリオ」と名付けられた。

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source : 週刊文春 2021年10月14日号

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