連載中から大反響を呼んだ、臨床心理士の東畑開人さんのエッセイ「心はつらいよ」。単行本化を記念して、「エンパシー(他者を理解する知的能力)」という概念が注目されているブレイディみかこさんと初めて語り合った。
(Brady Mikako 1965年生まれ。96年から英国ブライトン在住。ライター、コラムニスト。19年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース―本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞などを受賞。他著に『子どもたちの階級闘争』など。)
(とうはたかいと 1983年生まれ。2010年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。十文字学園女子大学准教授。17年に白金高輪カウンセリングルームを開業。著書『居るのはつらいよ』で大佛次郎論壇賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。他著に『野の医者は笑う』など。)
東畑 初めまして。去年、紀伊國屋書店が主催の「キノベス!」の1位にブレイディさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が、紀伊國屋じんぶん大賞に僕の『居るのはつらいよ』が選ばれました。授賞式でお目にかかれると思っていたんですが、なくなってしまいましたね。
ブレイディ 私も楽しみにしていたので、残念でした。
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source : 週刊文春 2021年10月28日号