衆院選「最終当落」緊迫176選挙区徹底予測

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「週刊文春」編集部

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 解散から2週間、かつてない異変が起きている。野党が一本化した選挙区を中心に自民が失速。176が激戦区となったのだ。総力取材の結果、浮かび上がった衝撃の最終数字とは――。

「昨日(24日)の夜、総裁は『よく頑張ったけどね。ちょっと残念だったなぁ……』と話していました」

 小誌の取材にそう語るのは、自民党の遠藤利明選対委員長だ。

 衆院選に向けた“ラストサンデー”となる10月24日。参院静岡補選で当選したのは、野党が推薦した山崎真之輔氏だった。

 岸田文雄首相にとって“初陣”だった静岡補選。告示当日の10月7日から現地入りするなど力が入っていたが、情勢は芳しくなかった。遠藤氏も周辺に「ヤバそうだから、もう岸田さんを入れない方がいいか」と漏らしていたが、岸田氏は10月21日にも再び静岡入り。にもかかわらず、敗れてしまったのだ。

 遠藤氏はこう語る。

「総裁が来なければ、『見捨てられたんだな』と思われる。仲間が苦しんでいる時は、大将は最後まで応援するもんですから。新聞には『党幹部が動揺した』と書いてあったけど(衆院選には)全く関係ない。総裁も同じ思いですよ」

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source : 週刊文春 2021年11月4日号

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