「様々な調査や議論がある中で、なぜいまこんなことをするのかと思う人もいるだろう」
10月28日、米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(37)は、社名を「メタ」に変更すると発表した際、こう語った。
ザッカーバーグ氏の言う“調査や議論”が巻き起こったのは9月14日。『ウォール・ストリート・ジャーナル』の記事が発端だ。現在までに様々な問題点が浮上している。
「ベトナム政府からの、反体制派に関するコメントの検閲要求を受け入れた。人身売買に活用されているのを把握しながら、アップルから追及されて初めて動いた。エチオピアの武装グループが、少数民族への弾圧・暴力の呼びかけに使っていた。フェイクニュースへの対応が不十分……など、枚挙に暇がない」(米在住記者)
情報源が明らかとなったのは10月3日。内部告発者として、元社員のフランシス・ホーゲン氏(37)がCBSの番組に出演したのだ。フェイクニュースの取り締まりに関連する部門の責任者を務めていた彼女は米上院にも出席。英議会でも「怠慢」と「無知」が問題を引き起こしたと断罪した。
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source : 週刊文春 2021年11月11日号