人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
“甘いマスク”とは、何も舐めると甘いんじゃなくて、今で言うイケメンのこと。僕が中学生の頃はフランス俳優、アラン・ドロンがその代表格であった。
ドロンは顔だけじゃなく、甘いボイスでも世の御婦人方をメロメロにしてた。
邦題はズバリ『あまい囁き』。ダリダという女性シンガーとデュエット曲を出し、よく深夜ラジオで流れてた。
フランス語なので何を歌っているのかさっぱり分らないのだが、それがかかると何だか気持ちがモヤモヤしてきて、ついでに股間がやたら疼く。
要するにいやらしいのだ。主旋律はそのダリダが歌い、ドロンはツッコミのように甘い囁きを挟み込んでくるという構成。
「ダリダって、ダリダ?」
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source : 週刊文春 2021年11月11日号