衆院選「虚星堕つ」

《敗北・甘利明に二階俊博が小誌に語った怖イイ一言》《岸田文雄“身内びいき”に安倍晋三の怒り》《石原伸晃落選の裏に父慎太郎との“距離”》《平井卓也「なぜ君」監督に“誹謗中傷”演説》《後藤田正純大苦戦でも水野真紀不在はナゼ》

「週刊文春」編集部

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 4年ぶりの「国民の審判」が下った。自民党は議席を減らしたものの、絶対安定多数を維持。政権は一定の信任を得た形だ。だが、与野党の大物議員らが相次いで小選挙区で敗北。実は、権力構図に地殻変動が生じている――。

下馬評を上回った自民の議席

 衆院選投開票日の10月31日夜8時半、“8時当確”を出した前幹事長の選対事務所。82歳の二階俊博氏は寒空の下、パイプ椅子に腰かけ、記者団の囲み取材に応じていた。

――甘利幹事長が小選挙区で負けたということは……。

「負けたの!?」

――負けたとなれば、政権運営に影響しますかね?

「まぁ、影響ないとは言えないでしょう」

――(幹事長に)返り咲きたいと思いますか?

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source : 週刊文春 2021年11月11日号

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