外資系生保・ジブラルタ生命の複数の社員が、顧客から金銭を詐取するなどしていたことが「週刊文春」の取材でわかった。被害金額は2億円超。同社の添田毅司社長が社内の会議で報告した音声などを入手した。
過去に顧客から金銭を騙し取る事件が相次ぐ
<保険に、愛という本質を。>のキャッチコピーで知られるジブラルタ生命。米金融サービス機関のプルデンシャル・ファイナンシャルが、自衛隊や教職員などを顧客基盤とした旧協栄生命保険を事実上買収し、2001年4月に営業を開始した。現在も公務員団体や商工会団体などと提携し、共済制度を数多く引き受けている。総資産は11兆5437億円で、保険料収入などのランキングでは業界10位前後。プルデンシャルの信用力を背景に、保険金の支払い能力が高いとされる。
ジブラルタ関係者が語る。
「ただ、ジブラルタでは過去、顧客から金銭を騙し取る事件が相次ぎました。2016年9月に秋田支社の元社員が26人から約1.9億円を詐取した事案が発覚。2019年7月には松山支社の元社員が39件、約6600万円を詐取した事案が発覚した。そこで2019年8月、再発防止を徹底するために全ての契約者を対象に契約確認を行ったのです」
被害総額は2億4000万円を上回る
ところが、それから約2年が経った今年8月19日。音声データによれば、添田社長は定例の会議で以下のように語った。
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source : 週刊文春 2021年11月11日号