「監督とは呼ばないでビッグボスでお願いします」
11月4日午後2時。札幌で行われた日本ハム・新庄剛志監督(49)の就任会見は異例のものだった。
茶髪にサングラス、ワインレッドのスーツの中の白シャツの襟は必要以上に大きく、そして立っていた。炸裂する新庄節に笑いが起こり、それに乗っかり、悪ふざけのような質問が飛ぶ。会見はまさに新庄劇場開幕を告げるイベントだった。
その異色会見が始まる約4時間前の午前10時。遠く離れたナゴヤ球場は、札幌とは真逆の緊張した雰囲気に包まれていた。中日の立浪和義監督(52)が、紺色のスーツにネクタイという“正装”で、秋季キャンプ初日の視察を行ったのだ。
立浪監督は練習開始前には選手を集めて、キャンプの基本方針を説明。そして最後にはこう話した。
「気持ちのいい挨拶ができるようになって欲しい。グラウンドにいる関係者にも、ドラゴンズの選手はしっかり挨拶ができるな、と思われるよう徹底して欲しい」
約1週間前に行われた就任会見でも、「スポーツマンはスポーツマンらしくという言葉があるように、ファンが見ても好感の持てる方がいいと自分は思う」と、茶髪やヒゲを禁止する方針を打ち出してもいた。
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source : 週刊文春 2021年11月18日号