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杏、田中哲司…なぜドラマに週刊誌記者が多いのか

「週刊文春」編集部
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 バーの個室にこっそり忍び込んだ、杏演じる週刊誌記者。彼女は物陰に仕込んでおいたICレコーダーを回収する。その中には小栗旬演じる主人公の環境省官僚が話す、「関東沈没」という超弩級スクープが!

 小誌記者は思わず叫んだ。

「杏、それはマズいぞ!」

 杏が『サンデー毎朝』の記者を演じる「日本沈没」(TBS系)をはじめ、田中哲司が『週刊追求』編集長役の「真犯人フラグ」(日本テレビ系)、田中みな実がフリーランス記者の「最愛」(TBS系)と、今期のドラマには週刊誌関係者がなぜか多く登場している。

記者役の杏と田中編集長

「杏は新聞社系の週刊誌記者で、ジャーナリストの使命感と組織人としての限界に悩む役。田中哲司は出版社系週刊誌で、正義感だけではなく、売上も重視する清濁併せ呑むタイプ。田中みな実は大手新聞を辞めてフリーとして一つの事件を追う訳アリ風の記者。いずれもドラマが扱う事件の当事者と視聴者を繋ぐ存在として、当事者たちが明かさない事実を見せてくれる役割を担っています」(メディア文化評論家の碓井広義氏)

 実は週刊誌記者が登場するドラマは近年増えており、昨年の吉高由里子主演の「知らなくていいコト」(日テレ系)、今春の芳根京子主演の「半径5メートル」(NHK)は、どちらも週刊誌編集部が舞台だった。

 TBSのドラマプロデューサーの貴島誠一郎氏は、制作側の意図をこう明かす。

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source : 週刊文春 2021年11月18日号

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