「うちの社長は、これまで“人の良さ”を売りにして沢山のメディアに露出してきました。でも、あの笑顔の裏で不正を行っているのだとしたら許せません」
そう憤るのは「すしざんまい」を運営する株式会社喜代村の元社員A氏である。
北海道から鹿児島まで、全国で寿司チェーンを展開する「すしざんまい」。その第一号店が築地の場外市場にオープンしたのは2001年4月のこと。日本初の年中無休24時間営業の寿司店として話題となり、いまや店舗数は57店、従業員数は1700人に上る。
「築地の小さな寿司屋をここまで成長させたのは、ひとえに社長のカリスマ性が大きい。自らを『マグロ大王』と呼ぶ親しみやすいキャラも、店の人気に繋がっている」(経済部記者)
そんな木村清社長(69)の経歴は異色だ。
「千葉県で生まれ育った木村社長は、中学卒業後にパイロットを夢見て航空自衛隊に入隊。しかし、交通事故で目を負傷したため、今度は司法試験を目指して中央大学法学部(通信教育課程)に入学した」(同前)
在学中から働き始めた水産会社で商売に目覚めた木村社長は、27歳で喜代村の前身となる会社を創業。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2021年11月18日号