衆院選で大幅に議席を増やした日本維新の会。先週号では、公選法違反や議員会館の不適切使用の疑いのある2人の4回生議員について報じたが、今度は――。
「最先端の再生医療技術を使った化粧品で、革新的な若返り効果があると説明された。今が投資のチャンス、と。開発者が医師免許を持つ政治家で、議員会館でセミナーをやると聞き、安心したのですが……200万をつぎ込んでしまいました」
こう嘆くのは、消費者庁から今年8月、特定商取引法違反で6カ月間の取引停止を命じられた「ITEC INTERNATIONAL(アイテック)」の元会員女性だ。
同社は化粧品などの“マルチ商法”を手掛け、大学との架空の共同研究など虚偽の説明に基づく違法な勧誘をしていた。山口孝榮オーナーら2名も6カ月間の業務停止命令を受けた。
「私が信じたその政治家というのが、維新の伊東信久氏(57)です」(同前)
橋下徹氏と関係の深い歌手の故・やしきたかじんの主治医だった伊東氏。12年に初当選し、17年の選挙では落選したものの、今回、大阪19区から3回目の当選を果たした。
「伊東氏は目玉化粧品『MATRIX』シリーズの開発者や監修者として、広告などで紹介されていた。大勢の会員を前に何度も講演していました」(同前)
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source : 週刊文春 2021年11月18日号