暗号資産で650億円集めた 「マルチのカリスマ」豪遊生活

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「週刊文春」編集部
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「マルチのカリスマ」と呼ばれた男がついに――。

 無登録で仮想通貨(暗号資産)への投資を募っていたとして、警視庁は11月9日、金融商品取引法違反の疑いで、玉井暁容疑者(53)ら7人を逮捕した。

「玉井らは、投資運用会社『ジュビリーエース』に出資すれば、仮想通貨の運用で多額の利益を得られるなどと宣伝し、総額650億円を集めていたと見られます」(社会部記者)

「僕は20代から億万長者」と語っていた玉井容疑者(ANN NEWSより)

 19年3月頃から各地でセミナーを開いていた玉井。「貧乏はウイルス」などと聴衆を煽っていた。その上で、こんな“口説き文句”で勧誘していたとされる。

「仮想通貨の価格が各取引所で異なることを利用し、利ざやを稼ぐ『アービトラージ(裁定取引)』を使えば、必ず儲かる。元本保証で、最大月20%の配当を約束する。人工知能を使ったシステムは、シンガポール大を卒業した天才が作った」

 それだけではない。仮想通貨に加えて、玉井らが手掛けていたのが、マルチ商法の手法だ。「新規会員を集めると、出資した額の10%の紹介料を受け取れる」などとも宣伝し、出資者を拡大していたという。

「それもそのはずで、玉井は『マルチのカリスマ』と呼ばれるほどの人物なのです」(前出・社会部記者)

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source : 週刊文春 2021年11月25日号

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