演技も私生活も“早熟”だった 天才子役・志田未来の現在地

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「週刊文春」編集部
エンタメ 芸能

 江口のりこ(41)連ドラ初主演作の『SUPER RICH』(フジ系)。江口演じるCEOが経営する電子書籍会社で、インターン役を務めるのが志田未来(28)だ。

「気の強いキャラクターで、江口とやり合うなど、ドラマの刺激剤的な存在。かつて“天才子役”と呼ばれた演技力はさすがだが、インターンにしては少々年長に見えるのには時の流れを感じた」(放送記者)

声優としても『借りぐらしのアリエッティ』などに出演

 志田が子供劇団に入ったのは6歳の時。最初は「習い事感覚だった」というが、天海祐希主演の『女王の教室』(05年)で才能を見せつけた。実年齢と同じ小学6年生役で、天海演じる教師からしごき抜かれる生徒側の主演格。

「24人いる生徒の中で、一頭地を抜く演技を見せたのが志田と福田麻由子(27)、伊藤沙莉(27)。ふつう子役は中学進学時に仕事を続けるかどうかで立ち止まるが、志田は『辞めようかと思っていたが、続けていく転機になった』と振り返っている」(芸能デスク)

 飛躍は翌年訪れた。大手事務所の研音に移籍し、『女王~』での演技を買った日テレが『14才の母』主演に抜擢。13歳にして“連ドラ主演女優”となった。

 好評につき一話延長し、最終話の視聴率は22%。08年から3年連続で連ドラに主演し、09年には『誰も守ってくれない』で映画初主演という快進撃。だが、18歳になる11年頃から壁に突き当たった。

「『子役は大成しない』といわれるが、新たにデビューしてきた同年代に比べ、どうしても新鮮味で劣ってしまう。制作サイドにも、“あの子がこんなに大きくなって……”という視聴者の先入観で役柄が邪魔されることを嫌う向きもある。ましてや志田の世代は有村架純、二階堂ふみ、川口春奈、高畑充希、門脇麦ら多士済々。彼女たちが頭角を現すに従い、志田は主演格から遠ざかってしまった」(ドラマ制作関係者)

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source : 週刊文春 2021年11月25日号

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