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「尾身会長を黙らせろ」菅首相逆ギレ命令〈冬コロナ危機 医療崩壊は人災だ!〉

「週刊文春」編集部
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冬コロナが本格到来する中、「GoToと感染拡大に因果関係はない」と主張してきた菅首相。この間、“世界的権威”と呼ばれる学者たちが様々な「警告」を発していた。だが、首相はこれらを無視し、GoTo継続に拘泥する。その結果、医療現場からは悲痛な叫びが――。

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 そこにあるのは「ブレない」ことをウリにしてきた宰相の、頑迷な姿だった。

「札幌は緩められないのか」

 12月13日、午後4時半。官邸で新型コロナウイルス対応を協議中の菅義偉首相は、語気を強めた。

 出席したのは、加藤勝信官房長官、田村憲久厚労相、西村康稔経済再生相のみ。事務方にさえ退席を求めた“密室協議”で議論されたのは「GoToトラベルキャンペーン」についてだ。

 札幌市と大阪市への到着分はすでに一時停止されていたが、この協議では東京都と名古屋市でも同様の措置が検討されていた。そんな中で首相が主張したのは、札幌市での一時停止解除。12月8日に、旭川市で自衛隊の災害派遣が決定したことで、道内の看護師不足は解消されており、札幌の医療現場も余裕が出てきているはずだ――というのが、その理由だった。

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source : 週刊文春 2020年12月24日号

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