週刊文春 電子版

羽田元国交相53歳突然死の裏にコロナもう一つの症状

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治 医療

 民主党政権では40代で国交相に抜擢された立憲民主党の羽田雄一郎参院幹事長。まだ53歳の働き盛りだった国会議員の死に、衝撃が走った。

羽田氏

 羽田氏が異変を感じたのは、亡くなる3日前。

「12月24日に38度の発熱と倦怠感があり、翌日からは公務を休んで自宅にいた。熱は一旦下がり、27日にPCR検査のために秘書の運転で都内のクリニックに向かっていたところ、突然呼吸が荒くなり、『俺、肺炎かな』と言ったきり反応が無くなった。すぐに救急車で東大病院へ搬送されましたが、到着時にはすでに心肺停止状態だったそうです」(政治部記者)

 羽田氏の事務所によると「容体が急変してから亡くなるまで、わずか15分程のことでした。検死の結果、新型コロナの感染と肺炎が確認されました」。

 ただし、新型コロナが招く死の病は、「肺炎」だけではない。池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が語る。

「肺炎の急性増悪の場合は、息苦しさを訴えてから命を落とすまで、通常数時間はかかります。突然死に近い状況ですと、新型コロナのもう一つの症状である『血栓症』で、心筋梗塞や肺塞栓症、あるいは脳梗塞を合併し、直接死因となる可能性が考えられます」

 実は昨年12月、厚労省研究班などの調査チームがまとめた興味深い報告がある。新型コロナの国内の重症患者のうち、13.2%が血栓症を患っていたことが判明したのだ。調査チームに参加した金沢大学大学院の森下英理子教授(血液学)は、「病理解剖を行わないと血栓症が判明しないことがある」と警鐘を鳴らす。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

すべての記事が読み放題
月額プランは初月100円

有料会員になると…

世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!

  • スクープ記事をいち早く読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
  • 音声・動画番組が視聴できる
  • 会員限定ニュースレターが読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 週刊文春 2021年1月14日号

文春リークス
閉じる