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「コロナが怖い」引退力士母が語る恐怖の相撲部屋

「週刊文春」編集部
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「コロナのことだけじゃありません。過去には兄弟子からのイジメや暴力もありました。稽古中、親方に心臓が苦しいと訴えた時も、『飯をちゃんと食ってないからだ』、『寝たら治る』と取り合ってくれなかったと。その後、入院して心臓の手術をしていますが、医者から命が危なかったと言われました。佐渡ケ嶽部屋に人の子を預かる資格はあるんでしょうか」

「コロナが怖い」という理由で力士を引退し、耳目を集めている元三段目の琴貫鐵(22)。彼の母親が、小誌に思いの丈を打ち明けた。

関取の夢が破れた元琴貫鐵

〈今日を持って引退することになりました〉

 琴貫鐵こと柳原大将(だいすけ)氏がツイッター上で引退を表明したのは、大相撲初場所前の1月9日。元関脇の貴闘力が開設するYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」にも出演し、「協会も師匠も助けてくれないという現実を突きつけられた」と、引退の経緯を明かしている。

YouTube「貴闘力部屋」で語る柳原氏

 心臓の手術歴があり、コロナに感染すれば重大なリスクがあると感じた柳原氏は、初場所の休場を訴えたものの認められなかった。選択肢は、コロナに怯えて出場するか、辞めるかの2択しかなかったという。

 角界では昨年5月、高田川部屋の力士・勝武士が28歳でコロナ死。糖尿の持病もあり、国内初の20代以下の犠牲者となった。

「集団生活を送る相撲部屋は密になりやすく、持病のある力士、親方も多い。相撲協会は場所の2週間前から外部との接触を制限しているが、それでも今場所前に横綱白鵬をはじめ、感染者が続出。濃厚接触者を入れて65人が休場する事態になった」(運動部記者)

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source : 週刊文春 2021年1月21日号

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