ジャズ喫茶店「ディッパーマウス・ブルース」のマスター・柳沢定一と息子の健一役として1人2役で出演した世良公則(66)。
定一が第30話でジャズの名曲を熱唱したシーンは話題を呼んだが、実は演じるにあたり迷いもあったという。
(せらまさのり 1955年12月14日生まれ。代表曲に『宿無し』『燃えろいい女』など。近年は俳優としても活躍する)
実は僕は、定一としてクランクアップして、お花を頂戴して盛大に送り出していただいたんです。年老いた健一として再出演するなんて知らなくて驚きました。
2度目のクランクアップの際、「3度目は呼ばないでね」と挨拶させてもらいました。音楽仲間からも次の展開を聞かれて「秘密だよ!」とかわすのが大変。音楽に一番差し障りのある仕事でした(笑)。
当初、定一の役を引き受けるか悩みましたね。俳優の仕事をさせていただくとき、歌を歌う役は今まで避けてきたからです。
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source : 週刊文春 2022年4月14日号