小誌は昨年1月28日号で〈「社会派インフルエンサーモデル・ラブリに襲われた」被害女性が告発〉と題する記事を掲載した。今年4月1日、ラブリ(32)はインスタグラムに“反論文”を投稿し――。

告発者である20代後半のA子さんは、18年末にラブリが進めるプロジェクトの責任者に就任。親交を深める目的で19年5月、ラブリを含めた五人で和歌山県白浜町に旅行した。
A子さんが改めて語る。
「お酒を飲んだ夜、ホテルで同室だったラブリさんに、先にベッドで休んでいたところを襲われました。何度も抵抗したのですが、胸や陰部を執拗に舐められ、陰部に指を挿入されたのです」
重度のPTSDを発症したA子さんは同年8月、和歌山県警白浜警察署に被害届と告訴状を提出。20年3月、ラブリは和歌山地検に書類送検された。強制わいせつ致傷事件として捜査された結果、地検は今年3月31日付で嫌疑不十分で不起訴処分を下したのだ。
この結果を受け、ラブリは翌日、インスタに文章を投稿。小誌記事に対し、〈事実とは異なる卑劣な記事〉などと批判した。

だが、その内容には複数の“ウソ”がある。一つ目は〈相手方から代理人弁護士を通して一度目の金銭の要求が〉という部分。A子さんの担当弁護士が反論する。
「最初に金銭での示談を相談してきたのはラブリさん側です。20年2月12日、謝罪と慰謝料として50万円の提示がありました。その後、4月9日には増額して200万円の金額を提示されました」
その後、A子さん側は通院費用などを算出し、500万円を示談金として提示。ラブリ側は受け入れなかったが、昨年1月15日に小誌が質問書をラブリ側に送付した直後、500万円の支払いを申し出ている。
二つ目は〈資料を全て提示し事情もご説明しました〉〈こちらの説明や資料は無視され〉という部分。
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source : 週刊文春 2022年4月14日号