娘、最側近…プーチン周辺が日本に来たがる理由

ウクライナ戦争「7つの核心」

「週刊文春」編集部
ニュース 国際

「島国の現政権は、ロシア市場との長年の関係を断ち切ることで、自国の経済に不利益をもたらしている」

 3月29日、ロシア紙「論拠と事実」のインタビューでパトルシェフ安全保障会議書記はこう怒りをあらわにした。その矛先は、対ロ制裁を科す日本だ。

パトルシェフ

「パトルシェフはKGB時代からプーチンと苦楽をともにした最側近。実は今、プーチンを実質的に支えているのは彼しかいないのではないか。ロシア軍が苦戦する中、屈強なチェチェン兵の支援を依頼すべくカディロフ首長と交渉したのも彼ですし、ウクライナ侵攻は、パトルシェフが動かしているといっても過言ではない」(筑波学院大学教授・中村逸郎氏)

 実はたびたび日本のある場所で姿を目撃されてきた。国立代々木第一体育館だ。

「パトルシェフはロシアのバレーボール協会元会長でバレーが大好き。よく秋に日本でバレーの国際大会が行われますが、そのために訪日時期を秋にしたがっていた。ただ、バレーのためだけでは格好がつかないので、当時の谷内(やち)正太郎国家安全保障局長との会談を同じタイミングでセットしていました」(官邸関係者)

プーチンの次女・カテリーナ

 日本に来たがるロシア人と言えば、プーチンの娘たちもそうだ。長女マリアと次女カテリーナは、2004年には揃って東京ディズニーランドや京都の古刹を観光。マリアは09年に日本で日本舞踊や習字を習った。カテリーナは14年にも極秘来日し、お台場でショッピングを楽しんだ様子を小誌が報じている。

「娘たちが小さいころから日本を案内していたのが、森喜朗元首相です。プーチンは柔道など日本文化へのリスペクトが深く、娘たちの日本びいきにはその影響もある」(外務省関係者)

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source : 週刊文春 2022年4月28日号

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