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会長が告白 酒井美紀 不二家役員に導いた「私を使ってください」

「週刊文春」編集部
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山田会長と不二家のマスコット・ペコちゃん
山田会長と不二家のマスコット・ペコちゃん

 女優の酒井美紀(42)に仰天人事。「不二家」の社外取締役に就任するという。名作ドラマ「白線流し」(フジテレビ系 1996年~)でのセーラー服姿が今なお鮮烈に記憶に残る彼女が、洋菓子メーカーの取締役とは……。

 この人事が報じられる2日前の「週刊プレイボーイ」(2月8日発売)では、「人生で最大限の露出」という初グラビアに挑戦していた酒井。高校在学中の95年に女優デビューし、「白線流し」で女優としての地位を確立した“清純派”だ。

「白線流し」の頃の酒井
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 2004年には場外ホームラン級の交際報道が飛び出した。お相手は当時ニューヨーク・ヤンキースに所属していた松井秀喜(46)だった。

「酒井は記者の直撃に『(松井は)大事な人』と語ったものの松井が交際を否定。2人の温度差が露わになり、破局しました」(芸能記者)

 以降、酒井は発展途上国の子供の支援など国際問題に注力。ボランティアで知り合った4歳年上の医師と08年に結婚し、長男を出産した。

「酒井さんはおっとりしているように見えて、ストイックな勉強家。今年、11歳になる息子さんの小学校ではPTAの役員を務め、学校側から学芸会の演技指導を頼まれたことで『発展途上国の子供たちに演技を教えることで国際協力になるのでは』と一念発起。一昨年から都内の大学院に通い始めました」(知人)

 大学院では主に国際協力研究や企業の社会的責任などを学んでいるという。

「ご主人は大学院への進学を応援してくれたそう。コロナ禍の今はオンライン授業を中心に研究の発表やレポート作成に追われているようです」(同前)

 女優、母親、学生と三足の草鞋を履く酒井に、また新たな一足「取締役」が加わる。昨年、創業100年を迎えた名門洋菓子メーカーの取締役になぜ酒井が? 経緯を訊くべく、同社の山田憲典会長(85)を訪ねた。

「突然、彼女の名前が出たので驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、酒井さんを候補にするまでには長年の経緯がある。当然ながら、思いつきで取締役にするということはありませんよ」(山田氏)

 山田氏と酒井の出会いは20年以上前。日本最大の製パン企業、山崎製パンの営業部に、高校3年生の酒井が「私をイメージガールに使ってください」と、突然売り込みに来たのだという。応対したのは当時、山崎製パン専務取締役の山田氏だった。

「私の記憶では酒井さんは1人で、わざわざご実家のある静岡からセーラー服姿で来られたんです。今とほとんど変わらず、清純で誠実な人という印象でしたね。私には『学生は学業を優先すべき』という考えがあり、すぐに起用はしませんでしたが、その時の熱意からその後、ポスターやCMに出ていただくことになったのです」(同前)

 08年、不二家は山崎製パンの子会社になった。山田氏はその前年に不二家会長に就任。氏と酒井の縁はそのまま不二家と酒井の縁となり、昨年には不二家の「ペコちゃん70周年アンバサダー」を務めた。

「不二家のターゲットの大半は女性。株主総会の度に『女性の取締役を入れるべきだ』と言われておりました。近年、不二家の洋菓子部門は不振が続いていたのですが、去年から今年にかけて業績が大幅に回復しました。不二家にとって大きな転機となる今、将来を見据え、酒井さんを社外取締役の候補にしたのです」(同前)

 正式には3月24日の株主総会の承認を経ての就任だが、自身のインスタグラムでは〈ミルキ~はママの味~〉(2月12日)と綴るなど早くも“宣伝活動”に勤しむ酒井。既に役員への挨拶も済ませたという。

「酒井さんは『しっかり勉強して貢献できるようにしたい』とおっしゃっていた。実は今、不二家本社の2階に“ペコちゃん保育園”と銘打って、保育園を作ろうとしているんです。酒井さんからもご意見を頂きたい。入園式に登壇してもらうのもいいですね」(同前)

「白線流し」から25年。ペコちゃんとのセーラー服コラボが見られる日も来るかも。

銀座のランドマーク、不二家数寄屋橋店

source : 週刊文春 2021年2月25日号

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