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下重暁子(86)朝寝坊、朝ご飯抜きでもオーケー つれあいの前ではきちんと

「75歳の壁」私はこう越えた

「週刊文春」編集部
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「75歳以上が『後期高齢者』って、誰が決めたの? 私はけしからんと思っているんですけどね(笑)。数字なんかで人間をくくっちゃいけません」

 作家の下重暁子氏(86)は、開口一番そう語った。

元NHKアナウンサーで著書も多数

「『年を取ったら規則正しい生活を』なんて言いますけど、私は違うと思う。どこかでちょっと“転調”しないと。観たい深夜番組があるなら夜更かしすればいいし、時には夜中の2時3時まで飲んだっていい。ずっと同じテンポの毎日だったら飽きてしまいます」

 朝寝坊、朝ご飯抜きもオーケーだという。

「私は朝9時半から10時頃になんとなく目が覚める。そのまま布団の中で、その日やることを考えたり、色んな妄想をして1時間ほど過ごす。これが楽しいのよ。昼11時から1時頃にようやく布団から出るから、朝ご飯も食べない。昼と夜の2食だけ。夕食は早くて夜7時、遅くて9時です」

 8歳で結核を患った下重氏。「部屋の蜘蛛だけが友達だった」と振り返る。

「2度とあんなことになりたくないと思って、いつも自分の体と心に耳を澄ませています。酷いことになる前に休む。仕事柄、眠れないと精神安定剤を飲むけど、私には合っていました。自分の体は自分にしか分からないから、健康診断の結果だってびくびくしない。他人に決められた通りにして、うまくいかなかったら腹立たしいですよね。私は、75歳前後で手首や足を3年連続で骨折しました。確かに体は変化している。でも、変化は当たり前。その結果、どうなるか。自分への期待のようなものを私はいつでも持っています」

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source : 週刊文春 2022年7月14日号

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