山上徹也41歳はなぜテロリストになったのか?…“進学校”同級生の証言「クラスで『団長』のあだ名がついた」《写真あり》

「週刊文春」編集部
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人生に影が差すきっかけは母の信仰だった

「『ボコォン』『ボコォン』という凄まじい音が2回してシューッと煙が噴き出したんです。演説をすごく真剣に聞いている人がいるなと思っていたらその人が撃っていて……」(居合わせた聴衆)

 8日午前11時半、奈良県で参院選応援演説中の安倍晋三氏を男が銃撃。救急搬送されたが、午後5時3分、死亡した。

銃撃を受けて倒れる安倍晋三元首相。首と左上腕部の計2カ所に銃弾が命中した/写真提供 朝日新聞
発砲直後、SPらが山上の身柄を確保しに動く。この後、計4人に抑え込まれた/写真提供 朝日新聞

 白昼での元首相襲撃という前代未聞の凶行。海上自衛隊員の経歴も持つ山上徹也容疑者(41)が、現行犯逮捕され、その後殺人の容疑で奈良地検へと送検された。

小学校の卒業アルバムにて
中学校の卒業アルバムにて。小中学校の同級生からは「こてつ」の愛称で親しまれたという。中学校ではバスケットボール部に所属

 奈良県で生まれ育った山上は、県内有数の進学校へ入学。高校の同級生が当時の印象を振り返る。

「とにかく大人しく物静かでした。そんな彼が応援団に入ったのが意外で記憶に残っています。野球部が甲子園に出場した際、一般の生徒たちに応援指導をしていた。それもあってクラスで『団長』のあだ名が付いたんです」

1998年に野球部が春のセンバツ8強入りを果たした際、山上は応援団の一員として甲子園のスタンドへ
応援団だけでなく文芸部も掛け持ちした
試合後は帰宅するまで私語厳禁だったという
 
 
 
高校の卒業アルバムにて

 だが、その裏で徐々に彼の人生に影が差し始めていた。

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source : 週刊文春 2022年7月21日号

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