〈統一教会と自民党有力者との密接な関係は、日本の政治においてほとんど議論されない公然の秘密だった〉(英紙フィナンシャルタイムズ)。実際はどうなのか。内部文書や当事者証言などを基に〈公然の秘密〉に肉薄する。
▶名称変更を認証 下村博文文科大臣時代の“献金”、陳情記録
▶教会の弁護人 高村(前)副総裁「車の提供はマズかった」
〈文化庁に確認をしたところ、貴誌のご質問は全く事実に反することを確認しました。文化庁によれば、「(略)大臣に伺いを立てることはしていない。今回の事例も最終決裁は、当時の文化部長であり、これは通常通りの手続きをしていた」とのことです〉
7月13日、自身のツイッターにそんな投稿をしたのは、自民党の下村博文前政調会長。〈貴誌〉と記していたが、下村氏に質問状を送ったのは、「週刊文春」だ。先週号の取材で、下村氏が文科相だった15年8月、統一教会の「世界平和統一家庭連合」への名称変更が認められたことを巡り、大臣としての働きかけを尋ねたものだった。
その点について、〈事実と異なる〉と否定した下村氏。改めて統一教会との関係を検証すると――。
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source : 週刊文春 2022年7月28日号