9月15日、名古屋市の御園座で座長公演の千秋楽を迎えた演歌歌手・氷川きよし(45)はファンの歓声に応え、溢れる涙を拭った。
「歴史的な時間を作ることができました」
6月の東京・明治座から始まった4カ所90公演を完走した氷川。だが、胸の中には、この夏に所属事務所で起きた、ある“事件”が傷として残っていた。
その日、氷川のファンクラブ事務局が入居する雑居ビル2階にある社長室は、突如怒号に包まれた。直後、焼けた肌に長髪の男が50代前半の幹部社員に殴りかかる。傍らには、正座をしながら怯えた表情を浮かべる女性社員。彼女は男が目を離した隙を見計らい、別の女性社員に助けを求めた。
数分後、血に塗られた社長室に忙しなく踏み込んだのは、救急隊員と警視庁の捜査員だった。

芸能生活22年を迎えた今年、氷川を取り巻く環境には、長年積もりに積もった澱が溜まっていた――。
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source : 週刊文春 2022年10月13日号