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歌会始で見えた プリンセスの私生活 眞子さまのお金、佳子さまのスマホ、愛子さまの王冠

「週刊文春」編集部
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姉妹仲の良い眞子さまと佳子さま
姉妹仲の良い眞子さまと佳子さま

 3月26日に宮殿「松の間」で例年と異なる歌会始が行われた。緊急事態宣言を受け、2カ月遅れの開催。10人の入選者の中にはリモートで参加した人もおり、本来の席にモニターが設置されて顔が映し出された。歌を詠む講師らの前にはアクリル板が設けられた。

 入選した秋田市の柴田勇さん(80)が語る。

「終わった後は、天皇陛下や雅子さまとお話しする時間もあり、陛下から『(歌に大学とあったので)大学はどちらだったのですか?』などと話しかけられた。雅子さまが一昨年、『全国豊かな海づくり大会』で秋田にいらしたことを陛下にお話しになっていて、非常に仲睦まじい様子でした」

 
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 今年のお題は「実」。

 眞子さまのお歌は〈烏瓜(からすうり)その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に〉。佳子さまは、〈鈴懸の木から落ちにし実を割りてふはふは綿毛を空へと飛ばす〉と詠まれた。

 5人の選者のうちの一人、歌人の三枝(さいぐさ)昻之氏が、お二人の歌をこう解説する。

「お二つとも晩秋の風景描写に優れた歌だと思います。烏瓜は他の花が枯れた中に、キュウリのちょっと小さいような実が垂れ下がって真っ赤に燃えているという視覚的に鮮やかな風景で、短歌や俳句が好む題材です。眞子さまの歌は落ち着いた自然観察ですが、一方で佳子さまのは非常に楽しい歌ですね。鈴懸の実を愛おしみながら楽しんでいるご様子が窺えます」

 和歌の御用掛で選者でもある歌人の篠弘氏が語る。

「毎年12月上旬が締め切りで、大体二、三首ずつ出してくださるんです。眞子さまと佳子さまは、お二人で一緒に歌を作っていらっしゃるそうで、恐らく同じ時間帯に同じ部屋で頑張っていらっしゃるのだと思います。年々、徐々にレベルアップしていらっしゃる」

 秋篠宮家に近しい関係者がこう言う。

「秋篠宮邸に水田があるのですが、その脇に木に絡まって烏瓜が自生しています。眞子さまは田植えや稲刈りに悠仁さまと一緒によく参加されている。その際に烏瓜をご覧になっていて、着想を得たのでは」

 成年皇族が参加される歌会始。眞子さまは9回目、佳子さまは6回目となった。

 実はこの数年、眞子さまの歌に著しい変化が見られるという。歌人の梅内(うめない)美華子さんが言う。

「一昨年までの歌は外国訪問などで出会った人々との交流やその時の感銘を、率直に飾ることなくお詠みになっていました。皇族としてのお立場を意識していらっしゃる内容です。それが昨年からは、私的な思いを吐露した歌になりました」

 例えば、17年は〈野間馬の小さき姿愛らしく蜜柑運びし歴史を思ふ〉と初の単独公務に臨まれた上野動物園でのことを、18年は〈パラグアイにて出会ひし日系のひとびとの語りし思ひ心に残る〉と前々年の南米訪問について詠まれた。

 だが昨年は、〈望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな〉。このお歌を作られた時期は、ちょうど眞子さまが小室圭さん(29)との結婚問題に関する「お気持ち文書」を準備されていた頃と重なる。当初は、「年内(昨年中)に結婚します」という内容の文書を準備されていたという。それが11月13日に発表された文書では、「結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたい」とやや落ち着いたトーンに。小室さんが眞子さまを「月のような存在」と言っていたことと相まって、「純粋な恋心を持ち続けていたい」という意味か、などと様々に深読みされた。

 今年詠まれた烏瓜には「よき便り」という花言葉がある。四季を楽しむだけではなく、「季節に従って濃くなる色にご自身の思いを重ねているのでは」(宮内庁関係者)とも読める。

「非常に大人っぽい一首です。朱色に『冴ゆる』を使って強調されていて、だんだんと実の色が深まる様子が、ご自身の胸の灯火と重なるような印象を受ける。女性としての心が表れていると思います」(梅内氏)

 小室さんは7月に司法試験を受け、10月に結果が出る。お二人とも10月に30歳の誕生日を迎えられる。

 お二人は17年9月に婚約内定会見を開き、翌18年の予算には、眞子さまの結婚一時金として上限額の1億5300万円が計上された。だが、その一時金は、結局、同年にご結婚された高円宮家の三女・絢子さんに使われた。そして、先頃成立した21年度予算。今回、眞子さまの一時金は計上されていない。

「結婚の意思を明確にした文書を出し、秋篠宮も誕生日会見で『結婚を認める』ともおっしゃった。それなのに計上されていないのは、宮内庁としては年内に結婚の状況は整わない、と見ているということなのでしょう」(皇室担当記者)

佳子さまの非凡なセンス

 眞子さまは16年4月から、東京大学総合研究博物館の特任研究員として、週3回勤務されてきた。最近はコロナ禍でリモートワークも多かったようだが、4月以降も同職を続けるという。小誌の試算では、年収は約235万円。一時金なしでの結婚生活は簡単ではなさそうだ。

 一方、佳子さまのお歌からも普段の様子が垣間見える。佳子さまが最初に詠まれたのはこんな一首だった。

〈弟に本読み聞かせゐたる夜は旅する母を思ひてねむる〉(15年)

 当時、和歌御用掛を務めていた岡井隆氏(故人)は、〈我々が窺い知ることのできない、秋篠宮家の普段の雰囲気がよく出ている〉(「文藝春秋」15年6月号)と佳子さまの非凡なセンスに注目していた。

「佳子さまは見た目の通り、現代っ子です。歌会始が近づくと、佳子さまは思いついたフレーズなどをよくスマホに打ち込んで備忘録にしながら、歌を詠まれていました」(前出・秋篠宮家関係者)

 外国訪問の際は現地の関係者に事前にLINEで質問を次々に送られるなど、普段からスマホで活発に知人とやり取りされる佳子さまらしいエピソードだ。

 愛子さまも今年、成年皇族となられる。予算では、先の眞子さまの一時金とともに担当記者の注目を集めたのが、愛子さまのティアラ(冠)だった。

愛子さまは4月から学習院大2年生に

「成年皇族になると、宮中晩餐会などの行事でティアラを着用するため新調します。眞子さまの時は入札で和光が落札、佳子さまの時はデザインを公募しミキモトが制作しました。しかし、コロナ禍の状況を考えて今回は計上されませんでした。『国民とともに歩む皇室』では、現下の状況で華やかな装飾品を買うことを控えられたのでしょう」(前出・担当記者)

 歌会始に来年から登場される愛子さまのお歌に期待する声は大きいという。

「中学3年生の卒業文集に、修学旅行で広島の原爆ドームを訪れた時のことを書かれています。冬の朝にふと空を見上げた一文から、『原爆ドームを目の前にした私は、突然足が動かなくなった』と広島での衝撃へと一息に話を進める巧みな構成のもので、平和への思いが見事に綴られていた。とても中学生とは思えない文章力で、天皇陛下も『よく書けている』と目を細めたと言います」(同前)

 女性宮家創設の議論が政府内でも始まったが、候補となるのは、3人の内親王だ。来年のお題は「窓」。愛子さまも加わり、どのようなお歌が詠まれるのだろうか。

source : 週刊文春 2021年4月8日号

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