森・菅・小池の五輪開会式“口利きリスト” 白鵬、海老蔵、後援者…

「週刊文春」編集部
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 東京五輪開会式の責任者だったMIKIKO氏。彼女のチームに、政治家たちは出演者に関する要求を重ねてきたという。だが、そうした圧力を撥ね除けようとすると――。さらに渡辺直美も絶賛した幻の開会式案や、佐々木氏が明かした予算の裏側まで徹底リポート。

 遡ること1年半前の、2019年9月。東京五輪開会式の執行責任者だった演出振付家のMIKIKO氏(43)は、頭を悩ませていた。

MIKIKO氏

「森さんが『マストで』と言っている」

 そう伝えてきたのは、電通ナンバー2の髙田佳夫代表取締役(66)。彼女の脳裏に浮かんだのは、組織委員会の森喜朗会長(当時=83)ら政治家が、開会式に出演させるよう要求してきた“口利きリスト”の面々だ。しかし、思い描く演出案にリストアップされた著名人はどうしても合致しない。安易に受け入れることはできそうになかった――。

辞任した前責任者の佐々木氏

 小誌は3月18日発売号で、前責任者の佐々木宏氏(66)がタレントの渡辺直美の容姿を侮辱する演出案を披露していたことなどを報道。3月25日発売号では、MIKIKO氏が、髙田氏によって開会式から“排除”された経緯などを詳しく報じた。

 次々と露呈する開会式の内実。そんな最中の3月26日、それまで沈黙を守っていたMIKIKO氏が公式コメントを発表した。

MIKIKO氏の公式コメント

〈去年の10月、今後について皆様に何もご連絡できていない中で、これ以上お待たせするわけにはいかないと思い悩み、勇気を出して私から電通に問い合わせを入れました。その際、すでに別の演出家がアサインされ、新しい企画をIOCにプレゼン済みだということを知りました〉

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source : 週刊文春 2021年4月8日号

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