3月21日の「緊急事態宣言解除」直後から、一気に感染再爆発、はやくも第四波が襲来した。唯一の希望は、感染拡大を上回るスピードでの迅速なワクチン接種だったはず。だが“笛吹けど踊らず”。掛け声だけで接種は遅々として進まない。原因はどこにあるのか。
官邸で、宰相は一人苛立っていた。
「もうちょっと(各知事が)何かやってくれよな」
「緊急事態宣言とかまん延防止の措置の前にまず(各知事が要請する)時短だろ」
「時短をやれよ、時短を」
菅義偉首相(72)の苛立ちの矛先は、知事らに向けられていた。官邸関係者が明かす。
「総理にとって痛いのは千葉の森田健作知事が4月4日で退任すること。これまで森田知事が小池百合子都知事の動きを逐一『小池さんは1都3県の議論でこんな様子です』などと“密告”してくれていた。これが無くなるダメージは大きい」
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source : 週刊文春 2021年4月8日号