予期せぬ事故でこの世を去った、ドリフターズの仲本工事について、誰もが“優しい人”だったと偲んだ。一方で、仲本をゴミ屋敷に放置し、虐待する「モンスター妻」と報じられていた27歳下の妻。本人を直撃した。

「集中治療室のベッドに横たわった仲本さんの口にはチューブが入れられており、頭には包帯が巻かれ、左目の辺りには痣がありました」
そう明かすのは、仲本工事が搬送された病院に駆け付けた友人である。
ザ・ドリフターズの「5番目の男」を自任していた仲本が事故に遭ったのは、10月18日午前9時過ぎのこと。横浜市内の信号のない交差点を渡ろうとしたところ、73歳の男性が運転する車にはねられ、同市内の病院に緊急搬送された。
集中治療室の中に持ち込まれたポータブルCDデッキからは、仲本と妻の三代純歌(みだいじゅんか)(54)がデュエットする曲『この街で』が繰り返し流されていたという。
「傍らに寄り添った純歌さんが、仲本さんの手を握ったり、頬を触ったりしながら、自分のパートを囁くように歌い続けていました。私が声をかけると、モニターの血圧の数値が少しだけ上がったので、返事はないけど気持ちは伝わっているのかなと。最後に握手をして別れたのですが、その手はとても分厚くて、仲本さんの人柄を感じるような温かさがありました」(同前)
それから4時間後の19日午後10時22分、仲本は急性硬膜下血腫で亡くなった。享年81。
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source : 週刊文春 2022年11月3日号