4月1日に新事務所「舘プロ」を設立した舘ひろし(71)。石原裕次郎(1987年没)、渡哲也(2020年没)の生涯のテーマだった映画作りのために手を組んだのは、意外な芸能事務所だった。
石原裕次郎の興した石原プロモーションが58年の歴史に幕を下ろしたのは今年1月。同事務所に38年間所属していた舘が新事務所の設立を発表したのは、それから約2カ月経った3月中旬だった。

ただし、社名に名は冠するが、社長は舘ではない。
「都内でメディアの取材に応じた舘は、自分はあくまで『舘プロ』の所属俳優第一号だと強調していました。スタッフは舘含め、同じく石原プロから移籍してきたマネージャーなど5人。裕次郎や渡の遺志を受け継いで映画制作に携わると語った。取材に同席していたのが、社長の浅井武士氏(46)です」(スポーツ紙記者)

石原プロの業務終了が発表されたのは昨年7月だが、その直後に渡が死去。後輩の徳重聡(42)らが移籍先を決める中、渡に師事していた舘は落ち込み、今後の身の振り方を考えられない時期もあったという。

「だが、周囲と話し合う中で、『こぢんまりした小さな映画でもいい』と、石原プロの“後継者”として昨年末に映画制作を決意した」(元石原プロ関係者)
となると新会社が必要だが、「自分は社長として経営の舵を取る器ではない」と考えていた舘。一時は石原プロの元幹部が代表を務める案も浮上した。
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source : 週刊文春 2021年4月22日号