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マリエが「週刊文春」に語った 紳助、出川「“枕営業”告発の理由」「私は嘘を言ってない」

「週刊文春」編集部
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国際女性デーでHAPPY WOMAN AWARDを受賞(今年3月)
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「私は紳助さんの仕事をするかしないかって追われて、『しない』って決めたの。『セックスしてやる仕事ならもういらない』って」

「ソファに出川さんもいて、真ん中に紳助さんがいて、私がいる。で、『やらせろ、やらせろ』と」

「私、殺されるね、明日」

 モデルのマリエ(33)から突如発せられた衝撃の告白。事実は、そして告発の真意はどこに――。

インスタのライブ配信で告発
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 事の発端は4月4日未明、マリエが自身のインスタグラムでライブ配信を開始。15年前、18歳だった彼女の身に降りかかったという事件を語り出した。バラエティ番組で共演した島田紳助(65)から“枕営業”を強要され、同席した出川哲朗(57)にも煽られたと訴えたのだ。

「『いいじゃんいいじゃん、マリエちゃん紳助さんとやりなよ、面白いよ、快楽味わえるよ』って」

 小学5年生から子役モデルとして活動し、15歳で現在の所属事務所レプロエンタテインメントに移籍したマリエ。父親はオイル会社を経営するカナダ人、パリやロスなど世界中に5軒も家を持つなど“セレブタレント”として活躍していた。“事件”が起きた05年当時は紳助が司会の『世界バリバリ★バリュー』に出演し、バラエティ進出を図っていた時期だ。

「ハッキリ自分の意見を口にするタイプでしたが、売れてしばらくして、ノイローゼ気味になった。紳助さんの事件は時期的にその頃。次第に、事務所も無理して仕事を入れないでおこうとなりました。そんな中で本人が留学したいと言ったので、海外へ送り出したんです」(事務所関係者)

 11年10月、24歳の時にNYの美術大学に留学し、12年6月には自身が代表取締役を務める会社を設立。17年に、自身の名前を冠したアパレルブランドも立ち上げた。

「昨年からは環境省のアンバサダーも務め、SDGsなどに取り組んでいる。一方で、女性の生き方や権利などを発信する活動にも力を注いでいます」(同前)

苦しい言い訳をするレプロ

 一方、11年に暴力団関係者との親密な関係を理由に芸能界を引退した紳助。全盛期にたびたび取り沙汰されたのが、共演した女性タレントとの関係だ。

11年に引退した紳助

「熊田曜子、小林麻耶……、“喜び組”と呼ばれた女性タレントとの親しい関係は知られたところでした。当時の恵比寿の自宅から数百m離れた別宅で、女性タレントらと密会を重ねる様子を、報じられなかったものも含め、何度もキャッチした。彼女らが番組で重用される様子は、テレビの“私物化”とも批判されていました」(ベテラン芸能記者)

 実際、小誌08年8月14日・21日号では、

「スキあらばエッチするぞって姿勢は1%でも持ち続けないと」

 と語っていたほどだ。

 引退後はと言えば、

「毎日筋トレをしているようで、体はムキムキ。ゴルフや釣りに勤しんでいるようです。今でも復帰を望む声は少なくありませんが、紳助本人は『あり得ない』と話しています」(吉本関係者)

 かたや、かつて「抱かれたくない男No.1」だった出川。今では数多くのレギュラー番組やCMに出演する「好感度タレント」だ。

最近は高い好感度を誇る出川

「昨年4月の『世界の果てまでイッテQ!』で南米ペルーを若手女優と旅した際、『相部屋にする?』と提案した場面が、セクハラではないかと物議を醸したことがあった。それでも、『出川さんだから……』と流される空気があるのも事実です」(日テレ関係者)

 テレビの権力者だった紳助。お茶の間の人気者となった出川。芸能界には今も旧態依然とした体質が蔓延(はびこ)る中、マリエは実名での告発に踏み切ったのだ。

 ただ、動画には一部で疑問の声も上がっている。例えば、画面にはほぼ映っていない隣の男性。全体を通して、彼がマリエを煽っているかのようにも映るのだ。

男性「出川、アイツ長いものに巻かれるからね」

マリエ「それは知らないでしょ? 会ったことないんだから」

 この男性は何者か。

「親密な関係にあるアパレル経営者でしょう。マリエは時に感情的になりながらも言葉を選んで話していますが、男性のノリが軽く、酔った勢いでという印象になってしまった」(アパレル関係者)

 また、マリエがウェブ上(3月3日配信)の対談で〈衝撃的な内容〉の著書を出す予定と話したことも物議を醸した。意を決したはずの告発を、本の“宣伝”と捉える声もある。

 果たして、マリエの真意はどこにあるのか。名指しされた当事者たちはどう受け止めているのか。

 沈黙を守るのが、所属事務所のレプロだ。

「枕営業を認めることも、マリエの手前、否定することもできずコメントを出せずにいる。所属タレントの芸能界を揺るがす告発にもかかわらず、『芸能活動の窓口をしているだけ』と苦しい言い訳をしています」

 マリエは動画で「事務所の人と、紳助とツーツーの制作会社に謝りに行った」ことなども明かしている。

 当時のチーフマネージャーに尋ねたところ、

「(その制作会社のことは)知ってますが、謝りに行ったかは分からない」

 出川が所属するマセキ芸能社は4月9日、以下のようなコメントを公表した。

「本人に確認したところ、(略)大勢がいる場では同席したことが一度ありましたが、プライベートで食事に行ったことは一度もなく、お騒がせしているような事実はないと申しております」

 出川のマネージャーに改めて話を聞くと、

「コメントの通りです。本件を理由にした仕事の打ち切り等は一切ありません」

「これからの未来ある女性に」

 かたや引退した紳助はどうか。4月9日、自宅に事実関係を尋ねる手紙を送り、11日に訪ねると、夫人と思しき女性が応対した。

――お手紙書きましたが。

「事実ではないですから」

――ご本人がそう仰った?

「もう私、知りません」

 では、マリエ自身はどう答えるのか。4月12日、本人に話を聞いた。

――出川さんも否定し、マリエさんが嘘をついているとの受け止めもあります。

「私は嘘を言ってない。文春の男性方は何と言ってるんですか?」

――事実を知りたい、と。

「インスタも『全部真実です』って言っているので」

――酔っ払っていたのでは、という声もありますが。

(首を横に振る)

――私たちに話すのを、事務所に止められたりは……。

(首を横に振る)

――今になって話そうと思った経緯は?

「これからの未来ある女性だったり、もちろん女性だけじゃなくて、次の世代、彼らが生きる世界をもっとリベラルに残してあげたいという思いで、自分のブランドも立ち上げてやってきたので。私としてはもう、それだけです」

――いつか言いたいとずっと思ってたのでしょうか?

「私には、応援してくれているファンの方やリスナーの人もいるので」

 そう言って去って行った。

 レプロにも見解を求めたが、「担当者が確認中」と繰り返すばかりで、期日までに回答はなかった。

 マリエの次の動きを、芸能界は固唾を呑んで見守っている。

source : 週刊文春 2021年4月22日号

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