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「河井案里は私の夫に罪を着せようとした」女性県議が覚悟の告発

「週刊文春」編集部
ニュース 社会 政治

「案里さんの発言を聞いて、この期に及んで公の場で嘘をついているのかと驚きました」

 こう憤るのは、広島県議会議員の渡辺典子氏(35)。もともと河井案里参院議員(46)の側近県議で、河井氏の公選法違反疑惑にからみ、渡辺氏の自宅も家宅捜索され、事情聴取も受けた。1月20日に広島で記者会見を開き、「彼女たちが平気な顔をして国会に出ることが許されるのか」と厳しく糾弾したが、告発に至る背景を小誌に初めて明かした。

◆◆◆

 一月中旬から案里氏の秘書や夫・河井克行前法相(56)の秘書が連日広島地検の事情聴取に呼ばれ、捜査はいよいよ佳境を迎えている。だが、案里氏はウグイス嬢に法定額(日当1万5000円)の2倍を支払っていた公選法違反疑惑について「捜査中」を盾に一切説明しない。秘書が事情聴取を受けていることについて聞かれても、「誰がいつ、どのように呼ばれているかについては一切知らされておりません。秘書と事件の内容に関しての接触は、一切行なっておりません」と主張している。

 これが“真赤な嘘”だと冒頭の通り憤るのが、渡辺氏だ。同氏は、現在県議三期目。政界入りのきっかけは「13年に、克行氏の選挙区である広島市安佐北区の県議選(補欠選挙)に、以前から親交のあった案里さんから『のりちゃん、出てみない?』と誘われて」(渡辺氏)。以来、“河井派県議”として、活動してきた。そんな彼女がなぜ告発に至ったのか。

「私だけでなく、ウグイス嬢を河井事務所に紹介したうちの夫も事情聴取を受け、携帯も押収されました。聴取が始まって以降も、案里さん夫妻からは『迷惑かけてごめん』の一言もなく、疑問があふれてきました。これまでの恩もあるし、案里さんのことは尊敬もしていた。それだけに今の案里さんが許せないのです。売名行為だ、とか、案里さんの後釜で国政進出を狙っている、という人もいるようですが、そんな気はまったくありません」

「自分たちで身を守らなくては」

渡辺典子県議

 きっかけは、疑惑となっているウグイス嬢だった。

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source : 週刊文春 2020年2月6日号

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