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6.6億円相続 ドンファン妻は「顔が変わって別人のように」

「週刊文春」編集部
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 和歌山県田辺市で“紀州のドンファン”こと野崎幸助氏(当時77)が急性覚醒剤中毒死したのは、2018年5月24日のことだ。事件から間もなく3年。55歳年下の新妻だったSさん(25)にも、ある“変化”が起きているようで――。

 
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 自宅2階の寝室で裸のまま息絶えていた野崎氏。第一発見者が同年2月に入籍したばかりのSさんだった。

「Sさんが田辺市に移り住んだのは4月以降で、その翌月に(野崎)社長が変死。彼女は巨額の遺産を相続することになり、疑惑の目を向けられました」(野崎氏の会社の元従業員)

 好色家で知られた野崎氏のタイプだった長身美女のSさんは、身の潔白を主張するも渦中の人となる。報道が落ち着いた後には、周囲にこう語っていたという。

美人妻とは106日間の結婚生活だった

「次に結婚するとしたら外国人かな。日本だと顔がバレちゃってるし。親戚か誰かの養女になって、名前も変えてしまいたい」

 昨年、久しぶりにSさんの姿を見かけた知人の一人は、その変貌ぶりに驚いた。

「スラッとした体形はそのままでしたが、顔の見た目がすっかり変わっていました。目許が知っている頃と違うし、口角も上がったようになっていて、アヒル口に見えました。パッと見は本人と分からないくらいでしたね」

 また、Sさんは下の名前こそ変えていないが、野崎氏が経営していた会社の登記簿を確認すると、2020年2月、野崎姓から旧姓に戻していることも分かる。

 夫の死後、生まれ変わって再出発しようとしているかに見えるSさん。将来設計の元手とするのが、野崎氏の残した莫大な遺産だ。

 判明している遺産の額は現金や有価証券、不動産など約27億円相当。そこから負債を差し引くと、約13億2000万円分になる。

「野崎氏の死後、〈全財産を田辺市にキフする〉と手書きされた遺言が見つかっており、市は寄付を受け入れることにした。ですが、配偶者のSさんは、遺留分として2分の1の相続を法的に保証されている。つまり6億6000万円がSさんの取り分です」(社会部記者)

 現在、野崎氏の親族が原告となり、遺言の真贋が法廷で争われているが、野崎氏の住んでいた自宅と会社の不動産は、すでに所有権が市に移っている。

「Sさんが欲しいのは現金だけでしょう。社長の死後しばらくして、乗り回していた白のベンツごと東京に戻ってしまった。去年の三回忌には姿を見せたようだけど、田辺には寄り付かないし、彼女がどこで何をしているか誰も知らないんですよ」(別の元従業員)

 札幌市にある実家を訪ねたが、家人はインターフォン越しに「(取材は)お断りします」と話すのみ。

 一方、進展の見えない捜査の行方にも、ここにきて気になる動きが。

「和歌山県警は当初から殺人事件を視野に捜査を続けてきた。この4月下旬には、捜査一課が10名ほどドンファン事件の関連で東京入りしている」(捜査関係者)

 依然として“ドンファン・ミステリー”から目が離せそうにない。

source : 週刊文春 2021年5月6日・13日号

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