「こっちに来ませんか」
2016年4月。3児を育てる碇(いかり)利恵(39)は、周囲から浮いていた巨躯の母親に声をかけ、ママ友の輪に誘った。その春、子供を同じ幼稚園に転入させてきた赤堀恵美子(48)だ。それが地獄の始まりだった。
福岡県篠栗町で、碇の三男だった5歳児の碇翔士郎(しょうじろう)ちゃんが餓死したのは、昨年4月18日のこと。今年3月、碇と赤堀が保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕され、後に起訴された。
赤堀は一貫して容疑を否認。大分に住む老父は「今も娘を信じる」と居直る。
「マインドコントロールというけど、家庭は別々だし、我が子が餓死するまで母親がなんもせんて、ちょっとおかしかなかですか?」
だが、事件の根底にあるのは、赤堀の常軌を逸した洗脳支配。人の良い碇を懐柔していく手口の詳細も新たに分かってきた。キーワードは“アメとムチ”だ。
初回登録は初月300円でこの続きが読めます(月額プラン)。
年額プランはキャンペーン中!
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
1年更新
およそ833円/月
3月27日㊌~4月10日㊌ 10:00の期間にお申し込みの方限定
期間限定
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2021年5月6日・13日号