マラソンブームに警鐘 走り過ぎは身体に悪い

「週刊文春」編集部
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世は空前のランニングブーム。しかし趣味が高じての過激なトレーニングは、身体の毒になることも。その原因は「生活の質」に深くかかわる男性ホルモンの低下らしい。健康のための運動が仇となってはつまらない。ランナー必読「身体に大切なホルモン」の教科書。

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「性欲がまるでわいてこないのです」

 体力作り、ストレス解消、ダイエット……気軽に始められる趣味のひとつにランニングがある。

 第1回東京マラソンが開催された2007年頃からブームが加速したが、「レジャー白書2017」(日本生産性本部)によれば、マラソン・ジョギング人口はいまや2020万人に上る。

 だが、過ぎたるは及ばざるが如し。あまり熱心に走り過ぎると、かえって身体に良くないこともある。実際、走り過ぎが原因で、性機能の低下やうつ症状、骨折などのケガ、認知機能低下といった様々な障害を引き起こす人が増えてきた。

永井敦著「男性機能の『真実』」より

 性機能低下に悩んだという、都内在住の後藤安広氏(40・仮名)が、自身の体験を明かしてくれた。

「2年前に一人目の子供が生まれましたが、もう一人欲しいという妻の希望もあって、子作りに励みました。でもそこで思いもよらぬことに、自分がED(勃起不全)になっていることに気づいたのです。それどころか、どうしてもセックスをする気になれない。性欲がまるでわいてこないのです。妻から浮気を疑われるほどでしたが、思い当る節がないので、自分でも困惑しました。

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source : 週刊文春 2017年12月21日号

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