2017年後半、芸能界の話題を独占したのは、大樹の陰を離れ“新しい地図”を描き始めた3人だった。その怒濤の勢いに押され、彼らの古巣はあきらかに後手に回っている。無敵を誇ったアイドル帝国、ジャニーズ事務所。いま、そこで何が起きているのか――。
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タレントだけで語り合った大忘年会
2017年12月13日の夜。渋谷区にあるジャニーズ事務所の関連会社が入居するビルに、黒塗りのワンボックスカーが続々と集結した。いずれも近藤真彦や東山紀之、TOKIO、嵐ら、同社に所属する人気タレントの送迎車である。
スタッフが周囲を巡回するものものしい雰囲気の中、窓を目張りしたビルの2階で行なわれたのは、所属タレントが主催した非公開の大忘年会だった。
「KinKi KidsやV6、関ジャニ∞、KAT-TUNなど、ほぼすべてのグループから総勢100名以上が参加した。タレントだけで集まろうと号令をかけたのはマッチとヒガシ。会場には社員も立ち入らせず、タレントだけで夜遅くまで語り合ったようです」(テレビ局関係者)
16年にSMAPの独立騒動が表面化して以来、ジャニーズ事務所には逆風が吹き荒れた。30年近く所属した功労者のSMAPを公の場で謝罪させ、解散に追い込んだ企業体質を、ファンや世間は非難した。
事務所内にも暗いムードが漂う中、所属タレントが声をあげ、派閥やグループの垣根を越えて集まった意味は大きい。
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source : 週刊文春 2018年1月4・11日号