「私はあびるさんにAちゃんを返してあげた方がいいと思うんです。私たち一家はエリも含めてそういう考え。エリも自分が子どもを産んで、あびるさんの気持ちを理解している。産んでからは特にそういう意見を才賀さんに言っている。でも、才賀さんはノーなのよ」
堰を切ったようにそう話すのは、格闘家・才賀紀左衛門(34)と事実婚の関係にあるエリさん(33)の母親だ。50分にわたる取材の中で母親がたびたび口にしたのは、才賀と前妻のタレント・あびる優(36)の娘Aちゃん(7)が置かれた境遇への心配だった。その言葉の端々には、娘のパートナーである才賀への不信感が滲んでいた。
裁判所がAちゃんのあびるへの親権者変更と引渡しを確定したにも関わらず、才賀が一向に引き渡そうとせず、“違法な連れ去り状態”にある——。「週刊文春」は昨年7月21日発売号で、親権を取り戻したにもかかわらず、娘と同居できずにいるあびるの悲痛な告白を報じた。
2014年に結婚し、2019年に離婚したあびると才賀。当初、Aちゃんの親権を持ったのは才賀だった。以来、“シングルファーザー”としてブログで積極的に発信を続け、イクメンぶりをアピールしている。
一方のあびるは離婚直後から親権者変更と引渡しを求めて調停を起こす。そして2021年4月、東京高裁であびるへの親権者変更と引渡しが確定したのだった。
ところが、任意の引渡しの際に「Aが泣いて嫌がっている」と才賀が拒否。その後、あびるが申し立てた直接強制執行もAちゃんが泣き出してしまったため、執行不能となってしまった。才賀は現在も“実効支配”する形でAちゃんと同居しており、“違法連れ去り”状態は続いている。また、あびるが申し立てた子どもを引き渡さない場合に金銭の支払いを求める間接強制執行によって、裁判所は才賀に1日当たり4万円を支払うことを命じている。だが現時点ではそれも支払われておらず、金額はすでに1800万円超となっている。
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source : 週刊文春