日本の医療では、誤嚥性肺炎を起すと「絶食」するのが当り前。“炎の料理人”周富徳さんも最期の半年間、食べることを許されなかった。だが先進的な専門家は「食べた方が治る」と口を揃える。長年、問題に取り組んできた彼らが「口から食べる」ノウハウを伝授する。
◆ ◆ ◆
“炎の料理人”と言われ、誰よりも食を愛した周富徳さんが亡くなったのは、2014年の4月。まだ71歳だった。
「病気の父は『せめて、大好きなイチゴだけでも食べたい』と言っていました。そんなわずかな願いさえも叶えてあげられないまま亡くしてしまったことは、家族として本当に無念です」
そう語るのは、息子の周志鴻さんだ。
入院していた富徳さんは、最期の半年間食べることを禁じられた。その理由は、今やがんよりも怖いと言われる誤嚥性肺炎である。
過酷な闘病生活を志鴻さんが振り返る。
2カ月99円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
99円/最初の2カ月
3カ月目から通常価格2,200円
期間限定
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。
有料会員になると…
世の中を揺るがすスクープが雑誌発売日の1日前に読める!
- スクープ記事をいち早く読める
- 電子版オリジナル記事が読める
- 解説番組が視聴できる
- 会員限定ニュースレターが読める
source : 週刊文春 2018年2月15日号