フジテレビなぜだ! 最後の砦「プライムニュース」に2大醜聞

「週刊文春」編集部
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 近年視聴率が伸び悩み、苦境にあえぐフジテレビ。その起死回生をはかる切り札が4月放送開始の「プライムニュース」だった。だが早くも2大醜聞が発覚。メインキャスターのパワハラ疑惑に愛人問題。なぜフジで不祥事が続くのか。「失敗の本質」はどこにあるのか。

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〈今度は夕方のニュースを担当することになりました。どこに行っても記者、つまり“質問係のおじさん”しかできませんが、問題意識には徹底的にこだわってきましたし、これからも変わりません〉

 4月2日に始まった「プライムニュース イブニング」(以下、「イブニング」)。メインキャスターの反町理(おさむ)氏(53)はホームページで意気込みを語っている。

 春の改編でフジは昼、夕方、夜の報道番組を「プライム」ブランドで統一。そのなかで「イブニング」は「プライム」の旗艦番組と位置付けられている。「プライム」統一は、ここ数年低迷を続けるフジにとって、起死回生をはかる大改革だという。

 元々、BSの一番組だった「プライムニュース」が地上波に“進出”したのには理由がある。

「2017年、宮内正喜氏が社長に就任。直前までBSフジ社長だった宮内氏は、報道担当の専務、編成部長をBS経験者で固めており、BSフジの成功例である『プライム』ブランドを地上波で放映するのは彼らの悲願でした。

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source : 週刊文春 2018年4月19日号

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